【アルミ製と言えば】エアストリーム 最高級キャンピングトレーラー、キャラベル/バンビを撮影 JCCS2020

公開 : 2020.02.04 06:50  更新 : 2021.10.11 11:29

キャンピングカー界のロールス「エアストリーム」を撮影。「キャラベル」「バンビ」に加え、ソリ仕様が登場。25フィート・ナローの情報も。

キャンピングカーのロールス

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)/編集部

1931年にワーリー・バイアムによって生み出されたアメリカン最高級キャンピングトレーラー「エアストリーム」は、オールアルミ製ボディの修理メンテナンスと内装のリフォームが可能であるというサステナビリティから、誰もが憧れるステータス・カーとなっている。

キャンピングカー界のロールス・ロイスと称されることもある「一生以上モノ」のトレーラーである。

キャラベル22FB
キャラベル22FB

ジャパンキャンピングカーショー2020の「エアストリームジャパン」ブースに展示された2モデルからも、その品質の高さを窺い知ることができた。

キャラベル22FB(Caravel)

車体が大きいほうの「キャラベル(Caravel)」は、1軸(シングル・アクスル)の上位機種として誕生したモデルだ。

すでに生産終了となっているスポーツ16-22、フライングクラウド19-20にあったシングル・アクスル・モデルの間取りをそのまま踏襲し、ボディの長さが異なる16・19・20・22フィートを展開。展示車は「キャラベル22FB」。

キャラベル22FBの内装
キャラベル22FBの内装

内装の質感をモダンアーバンとし、インバーターや2wayボイラー、パワージャッキなど、今まで上位機種にしか付いていなかった各種装備をシングル・アクスル・モデルとして初めて標準搭載。

上位機種として相応しい高級感のある仕上がりで、現在、「キャラベル」がコンパクトモデル・ラインナップにおけるフラッグシップとなっている。

バンビ16RB(Bambi)

もう1台のバンビ(Bambi)は、生産終了となったスポーツ16-22とフライングクラウド19-20の正当後継機種として、最新設備を携えて現代に復活したエントリーモデル。

こちらも先達の間取りを踏襲しつつ、16・19・20・22フィートを展開。展示車は「バンビ16RB」。

バンビ16RB
バンビ16RB

その特徴は、エアストリーム・ラインナップにおける小型軽量仕様であることだ。

ベースキャンプ(Basecamp)

また、今回のジャパンキャンピングカーショーではコンセプトゾーンが設けられ、さまざまなテーマに沿った具体的な遊び方を提案した。

日本で唯一のエアストリーム正規輸入元、総販売代理店であるエアストリームジャパンは、スノーフィールド・ゾーンにノースウエスト製ハイパーデルタ(クローラー)を装着したトヨタランドクルーザー70ピックアップとソリを付けた小型軽量モデルの「ベースキャンプ」を展示した。

ランクル70ピックアップとソリを付けた「ベースキャンプ」
ランクル70ピックアップとソリを付けた「ベースキャンプ」

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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