【新ロングテール登場】マクラーレン765LTを撮影 765psの新型モデル スペック/内装は?

公開 : 2020.03.03 21:11  更新 : 2020.03.03 23:26

マクラーレン「765LT」が発表。V8ツインターボは765psを発揮します。ロングテールを名乗る新型モデル、実車写真をご覧ください。

0-100km/h加速2.8秒

英国のスーパーカー・メーカーであるマクラーレン・オートモーティブは、最新作の「マクラーレン765LT」を発表した。1990年代にマクラーレンF1 GTRから続く「ロングテール」の新章を開くモデルだ。

ドライバーとマシンとの一体感、サーキット指向の動的性能、軽量化、最適化されたエアロダイナミクス、パワーアップといった特性をすべて強化したとマクラーレンは語っている。

マクラーレン765LT
マクラーレン765LT

エンジンは、4.0L V8ツインターボ(765ps/81.6kg-m)を搭載。0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は7.2秒で達成する。

エンジン: 3994cc V8 M840Tツインターボ
最高出力:765ps/7500rpm
最大トルク:81.6kg-m/5500rpm
全長×全幅×全高:4600×1930(ミラーを含まず)×1157mm
ホイールベース:2670mm

加速性能については、トランスミッションのギアをスロットルの反応に合わせて最適化した結果、インギア加速が720Sに比べて15%アップ。また、LTの伝統である軽量化を受け継ぎ、DIN車両重量は720Sクーペより80kg軽い1339kg。最軽量の乾燥重量でのパワー・ウェイト・レシオは、クラストップ・レベルの622ps/tとなる。

ヘルパースプリングとは

ボディ・コンポーネントには先進のカーボンファイバー技術を採用。軽量化のために、チタニウム製のエグゾースト・システム、フォーミュラ1と同等のトランスミッション素材、薄くなったガラスおよびモータースポーツ・スタイルのポリカーボネート製透明パネルを採用した。

空力パッケージでは、フロント・スプリッター、フロント・バンパー、フロントの床面、サイドスカート、リア・バンパー、リア・ディフューザーに加えて、大型化した「ロングテール」のアクティブ・リア・ウィングの全てがカーボンファイバー製となる。

マクラーレン765LT
マクラーレン765LT

720Sとの比較では、フロントの最低地上高が5mm低くなり(リアは変更なし)、フロント・トレッドは6mm拡大。軽量の新しいメイン・スプリングには「ヘルパー」スプリングが追加されており、これによって、ばね下質量が削減されて、フルリバウンド時にもサスペンションの負荷が維持される。

さらに2つのスプリングを使うことによって、1つの大きなデュアルレート・スプリングを使うときに比べて重量を削減。ロール剛性も高くなっており、車両の安定性がさらに向上した。

足もとは、10本スポークのウルトラ・ライトウェイト鍛造アロイホイール、チタニウム製ホイール・ボルト、専用のピレリPゼロ・トロフェオRを標準装備する。

マクラーレン・セナで採用されたカーボン・セラミック・ディスク、キャリパー、フォーミュラ1より着想を得た、一体型キャリパー冷却ダクトを組み合わせることによって生まれた、優れたブレーキング・フィールと圧倒的な制動力が持ち味となっている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

ジュネーブモーターショー2020(開催中止)の人気画像