【初代の注目度もアップ】レンジローバー・イヴォーク 英国版中古車ガイド

公開 : 2020.04.17 10:20

ランドローバー自身、小さなレンジローバーがこれほどヒットするとは考えていなかったでしょう。現在は中古車も比較的多く出回っています。ほぼ同じ見た目の2代目が登場した今、初代の注目度も上がっているようです。

もくじ

ほとんど同じ見た目の初代と2代目
しっかり調べて状態の良いものを
不具合を起こしやすいポイント
専門家の意見を聞いてみる
いくら払うべき?
英国で掘り出し物を発見

ほとんど同じ見た目の初代と2代目

text:John Evans(ジョン・エバンス)
translation:KENJI Nakajima(中嶋健治)

 
まったく新しいランドローバー・レンジローバー・イヴォークが登場したが、多くの注目を集めた2012年登場の初代と、見た目が似ている。とても珍しいモデルチェンジだ。

ほとんど変わらないようなデザインが、中古車市場にも変化を与えた。初代イヴォークの人気が再び高まり、年式や距離、仕様を問わず、多くの中古車が流通するようになった。後期型の低走行距離のクルマで、4万7000ポンド(634万円)ほど。

ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク(初代・英国仕様)
ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク(初代・英国仕様)

しかし英国なら、9000ポンド(121万円)程度から見つかる。1万ポンド(135万円)を切るイヴォークの価格には、レンジローバーはお金持ちの乗り物だと考えているドライバーは驚くだろう。

走行距離は長めながら、整備記録がしっかりしたイヴォークでも、1万数千ポンド(200万円)ほど出せば手が届く。英国では、初期の2.2Lエンジンか、2015年に登場した2.0Lのインジニウムユニットかを問わず、ディーゼルエンジンの方が人気は高い。

2.2Lディーゼルエンジンの馬力には2段階がある。149psを発揮するeD4は前輪駆動で、TD4は4輪駆動。189psのSD4は、4輪駆動のみとなる。パワーがある上に、燃費は149ps版と大差がない。

2.0Lのガソリンエンジンは、240psを発揮するターボのSi4。スムーズな反面、燃費はディーゼルには届かない。

もちろん不調を起こすことのある、ディーゼル・パティキュレートフィルター(DPF)は付かない。執筆時では、2013年式の3ドア、12万5500kmを走った2.0Si4ダイナミックで、1万7970ポンド(242万円)だった。

しっかり調べて状態の良いものを

2014年になると、SD4には6速ATが設定され、ガソリンエンジンには9速ATを採用。出だしの力強さと、高速時の燃費を兼ね備えた、滑らかな走りを得ている。

2015年には、2.2Lユニットを置き換えるように、2.0Lのインジニウム・ディーゼルが登場。149psと179psの2段階の馬力設定がされ、従来よりフレキシブルで、経済性も良くなっている。2017年には、239ps版がラインナップに追加となった。

ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク(初代・英国仕様)
ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク(初代・英国仕様)

同時にガソリンエンジンでは、240psのSi4に、289ps版が追加となっている。ややこしいが、購入するなら筆者はディーゼル版の方を勧めたい。予算が限られていつつ4輪駆動が欲しいなら、2.2LのSD4が良いだろう。

トリムグレードは幅広い。少なくとも10種類程度は提供されたが、英国ではピュア・テックが最も人気だった。中古車でも一番価値があるようだ。

クルーズコントロールに牽引スタビリティ・アシスト、パーキングセンサーやオートライトなどが装備されている。オプションの状態によって、価格にはかなり幅がある。整備記録がしっかり残っており、できれば保証が付いたクルマを購入したいところ。

イヴォークはとても良いクルマだ。だが、2018年に実施した英国姉妹サイトの調査では、信頼性はほどほどの様子。徹底的に状態を調べて、これぞという1台を選びたい。

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