【実は深いつながり】トヨタ・ハリアーとレクサスNX どう比較する?

公開 : 2020.05.03 05:50

新型トヨタ・ハリアーに対し、「これは、レクサス越え!」という声があがっています。トヨタ・ハリアーとレクサスNXの内外装を比べるとともに、それぞれの存在背景を探ります。ただし比較対象はユーザー次第です。

もくじ

新型ハリアー、まるでレクサスの声
2モデルはやはり、RXつながり

新型ハリアー、まるでレクサスの声

text:Kenji Momota(桃田健史)

「これは、レクサス越え!」

トヨタが今年(2020年)4月13日に情報公開した、6月発売予定の4代目ハリアーに対して、そう思った人が多いはずだ。

新型トヨタ・ハリアー(上)/レクサスNX(下)
新型トヨタ・ハリアー(上)/レクサスNX(下)

ライバルは当然、レクサスNXだ。

レクサスNXは2014年登場で6年目だが、500万円級高級車としては優秀な月販1000台前後が売れる人気車である。

そんなNXとハリアーは、キリリとしたヘッドライトや、フロントバンパーのデザインなどデザイン面での共通性がある。

ボディサイズは、ハリアーが全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベースが2690mmに対して、NXが4640mm×1845mm×1645mm、2660mmとなり、ハリアーの方が少し大きい。

インテリアではNXがスポーティ性を強調していることもあり、上質感という観点ではハリアーに軍配が上がるようにも思える。

エンジン・ラインナップでは、NXが2Lターボと2.5Lハイブリッドに対して、ハリアーは2Lと2.5Lハイブリッドだがエンジンの世代差がある。

現時点(5月上旬)でハリアーの価格は未発表ながら、大方の予想はプラットフォームやエンジンを共有するRAV4や3代目ハリアーを参考とすると、500万円前後の価格帯となり、NXより若干低くなる可能性がある。

こうして同じ高級SUVでも商品性が違う2モデルだが、実は誕生のプロセスで両モデルには深い繋がりがある。

2モデルはやはり、RXつながり

ハリアーは、3代目から一部アジア向けを除いて「ほぼ日本専用車」だ。

日本では近年、SUVシフトが顕著となる中、往年の「いつかはクラウン」ならぬ、「いつかはハリアー」といったイメージを持つユーザーが多い。

レクサスNXの三眼フルLEDヘッドライト(上)/トヨタ・ハリアーのプロジェクター式LEDヘッドライト
レクサスNXの三眼フルLEDヘッドライト(上)/トヨタ・ハリアーのプロジェクター式LEDヘッドライト

一方、NXはレクサスSUVラインナップの基幹モデルというワールドカーである。

誕生の背景には、2010年に入ってからの主要プレミアムブランドにおけるSUVの拡充がある。

対応策としてレクサスはRXを大型化し、新規にNXを設定。従来のRXの守備範囲を2モデル体制とした。

このようなレクサスでの動きも踏まえて、トヨタ・レクサスの製品企画を俯瞰すると、ハリアーが「ほぼ日本専用車」に移行したことが理解できる。

こうした2モデルをどう比較するかは、ユーザーの2モデルに対する価値観によって大きく違うと思う。

レクサスというブランドとサービスを期待するのか、またはTNGAに刷新された最新の走りを重視するのか。

比較する対象は、ユーザーによって違うはずだ。

トヨタは、「ライズ/ロッキー」、「C-HR」、「ヤリス・クロス」、「RAV4」、「ハリアー」、「ランドクルーザー・プラド」、「ランドクルーザー」

レクサスは、「UX」、「NX」、「RX」、「LX」

こうしたSUVラインナップで、どれとどれがライバルと見るのかも、ユーザー次第である。