【寒さなんて関係ない!】ランボルギーニSC20 ウインドシールドは最小限 オープンエアのワンオフ登場

公開 : 2020.12.17 18:45

ランボルギーニが、1台だけの新モデルを発表。フロントのウインドシールドを最小限にしたオープントップ・モデル「SC20」です。モータースポーツ部門が設計しましたが、公道走行も可能!

モータースポーツ部門が設計

ランボルギーニのモータースポーツ部門「スクアドラ・コルセ」が設計した、公道走行もできるオープン・モデル「SC20」が発表された。

スタイリングは、デザイン部門のチェントロ・スティーレが手がけている。

ランボルギーニSC20
ランボルギーニSC20

このプロジェクトは、オーナーのリクエストをもとに同社のデザイナーがスケッチを描き始めたことから始まったという。

“唯一無二のクルマを作る”を開発目標とし、究極のデザインとパフォーマンスに、レース仕様のエアロダイナミクスを組み合わせ、他では見られないラインとディテールを取り入れたと説明されている。

チェントロ・スティーレを率いるミィティア・ボルケルトは、次のようにSC20を紹介した。

「SC18アルストンの発表から2年。SC20は夢中になれる新たなチャレンジとなりました。インスピレーションの源は、主にディアブロVTロードスター、アヴェンタドールJ、ヴェネーノ・ロードスター、コンセプトSと言ったモデルたちです」

「完成したSC20は創造性とレーシングスピリッツのドラマチックな組み合わせとなりました」

GT3マシンのアイデアも投入

カーボンファイバー製ボディは、ランボルギーニのエアロダイナミクス・エンジニアが手作業で磨き上げ、最適なエアフローを実現。

オープントップ・モデルでありながら、高速走行でも快適なドライビングを楽しめるという。

ランボルギーニSC20
ランボルギーニSC20

外観の特徴は、2枚のフィンが囲むフロントスプリッター。また、ボンネットのエアインテークはウラカンGT3エボに着想を得たもの。

彫刻のようなボディサイドはエッセンツァSCV12を想わせ、力強いリア・セクションは大型カーボン製ウィングを取付け、ロー、ミディアム、ハイと3つのポジションに調整可能となっている。

ボディカラーは白をベースに、ブルーの挿し色が効果的に使われた。

足もとには、前輪が20インチ、後輪が21インチのシングルナット・アルミリムホイールを選び、タイヤはピレリPゼロ・コルサを履く。

内装/エンジンは?

内装はブラックとホワイトを交互に使用。乗員のためのスペースは、ダッシュボードカバー、バックパネル、ドアパネル、センターコンソール、ステアリングのトリムまでカーボン製。

アルカンターラ素材とレザーで仕上げたシートも、シェル部分にはカーボンファイバーを用いた。

ランボルギーニSC20の内装
ランボルギーニSC20の内装

一方で、ドアハンドルは機械加工されたアルミニウム製。エアベントはサンタガータ・ボロネーゼのファクトリーで3D印刷技術を用いて開発されている。

エンジンは、ランボルギーニのV12型をベースにした排気量6498ccの自然吸気ユニット。そのスペックは、最高出力770ps/8500rpm、最大トルク73.4kg-m/6750rpmという強力なもの。

トランスミッションは、ドライブ・モードによって異なるシフト特性を発揮する7速ISRギアボックス。セントラル・エレクトロニック・ディファレンシャルを介して四輪にパワーを送り出す。

SC20は、スクアドラ・コルセがカスタマーのために設計した2台目のワンオフとなる。

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