【生まれ変わった】フォード・マーベリック 時を経てピックアップに 日本にもSUTブーム来る?

公開 : 2021.06.25 05:45

ブロンコの派生車種として生まれ変わったフォード・マーベリック。SUTというジャンルについても紹介します。

懐かしい名前が帰ってきた

text:Kenji Momota(桃田健史)
editor:Taro Ueno(上野太朗)

なんとマーベリックが復活した。

ただし、在りし日の姿とは無縁の新カテゴリーとして生まれ変わった。

フォード・マーベリック
フォード・マーベリック    フォード

フォードは2021年6月8日、オンラインでマーベリックを発表した。

広報資料のリード文には、「40MPGシティ、スタンダードハイブリッド、乗車5名、価格は2万ドル(1ドル110円換算で220万円)以下から」とあり、さらに「これって、トラックですよ」という締めの言葉がある。

マーベリックは、多くの日本人にとっては初めて聞くモデル名であろう。

1960年代から70年代にかけて、初代マーベリックは2ドアと4ドアのファミリーカーとして発売されていた。

フォードの資料では、当時のファルコンの車体を活用しているとされており、つまりマスタングの兄弟車だといえる。

初代マーベリックがモデルラインナップから消えた後も、マスタングは時代の変遷を乗り越えながら、2000年代半ばに「古き良き時代」を彷彿させるようなフルサイズクーペとして生まれ変わり、その流れが現在まで引き継がれている。

一方、マーベリックの復活については、初代のようにマスタングの兄弟車といううわさはこれまでまったくなかった。

それが今回の2代目マーベリックはマスタングのイメージとは別物のピックアップトラックのイメージで登場したのだ。しかも、ベースモデルは、あの……。

ブロンコ生産開始にあわせて生産拡充

マーベリックの母体は、なんと新型ブロンコである。

ブロンコも、25年ぶりに復活した懐かしいモデル名だが、ジープ・ラングラーを狙い撃ちしたような本格的オフローダーと、シティユースを主体としたブロンコスポーツが発表前からグローバルで話題沸騰。

フォード・マーベリック
フォード・マーベリック    シャッターストック

フォードによると、2021年6月上旬時点で、ブロンコにはアメリカとカナダで19万件の予約があり、そのうち約12万5000件が正式契約となっているという。

こうしたブロンコの大ブレイクを受けて、日本でも「新型ブロンコが乗りたい」という声が湧き上がっている。

日本ではフォード現地法人がいま(2021年6月)から5年前、2016年1月撤退しておりブロンコの正規輸入が現状ではかなわないが、並行輸入での日本導入を検討している企業が複数いる状況だ。

そのブロンコの量産がマーベリック正式発表のちょうど1週間後、米ミシガン州内のフォードの最終組立工場で始まった。フォードは同工場に750ミリオン米ドル(約825億円)を当時、新たに2500人の従業員を雇用している。

マーベリックがブロンコがベースとなれば当然、ミシガン工場への投資はマーベリック生産を含めた戦略の中でおこなわれたことになる。

では、ブロンコとマーベリックは、具体的にどういう関係になるのか?

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