【トップ・オブ・トップ】世界最高の「高級車」 10選 質感・乗り心地・デザインの頂点

公開 : 2021.08.06 21:25

英AUTOCAR編集部が選ぶ最高の高級車10台。性能や快適性だけでなく、ステータスも重要な評価基準です。

ステータスの象徴

text:AUTOCAR UK編集部
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

「高級車」とは、伝統的な大型セダンを中心に、大型のハッチバックやSUVなどで構成されるクラスであり、ハイエンドのエグゼクティブが「運転する」「運転される」のどちらかを選択するクルマである。

つまり、前席と後席の両方で優れた快適性を実現し、シルクのように滑らかな乗り心地や優れたドライバビリティ、十分なパフォーマンスが求められるだけでなく、ステータスの象徴としての役割を果たす必要がある。

性能、質感、デザイン、乗り心地、機能、存在感など、求められる要素は非常に多くハイレベルだ。
性能、質感、デザイン、乗り心地、機能、存在感など、求められる要素は非常に多くハイレベルだ。

ハイレベルの車載機能とインフォテインメントは必須であり、移動オフィスとしての利用を可能にするコネクティビティの重要性も増している。

この記事では、驚くほど快適で、運転しても運転されても素晴らしい高級車を紹介する。現在販売されているモデルの中から英AUTOCAR編集部が厳選した。

ロールス・ロイスベントレーメルセデス・マイバッハなどの超高級車については、また別の記事で紹介しよう。

1. レンジローバー

現行の4代目レンジローバーは、アルミニウム・モノコックのシャシーと堂々としたデザインを持つ、歴代モデルの中でも最も革新的なクルマだ。

優雅なドライビング・ポジション、極上の贅沢さ、そして非日常的なキャビンは絶品だ。さらに、高級車だからといって、オフロードでの能力を諦めたクルマではない。

1. レンジローバー
1. レンジローバー

広々としたインテリアは上質で贅沢な雰囲気を醸し出しており、シートは素晴らしく、ドライビング・ポジションも最高で、このサイズのクルマとしては運転しやすい。重厚なボディは荒れた路面もいなしてくれるし、ポルシェカイエンのような体験は得られないものの、必要に応じて走りを楽しむことができる。

6気筒と8気筒のガソリンおよびディーゼルが用意されているが、その中には弱点や不足感のある選択肢はない。最近追加された直6ディーゼルエンジンは魅力的だが、今の時代、何かと優遇されやすいのはプラグイン・ハイブリッドのP400e(CO2排出量77g/km、EV走行距離40km)だろう。

レンジローバーは大きくて重いクルマだが、その重量とサイズは、これほどの能力を持つSUVにとっては小さな代償に過ぎない。乗っているだけで特別な気分にさせてくれるクルマはほとんどないし、これほど優れた視界と威厳のあるドライビング・ポジションも他にはない。

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