日々走っていて気がついたこと(2)【帰ってきたヒョンデ・アイオニック5長期レポート #7】

公開 : 2026.02.12 17:05

編集部では2024年夏からヒョンデのEVを長期レポート中。現在は3台目となるアイオニック5が、編集部の動力源として活躍しています。第7回は、前回に続き日々走っていて気がついたことです。

不自然さはぬぐい切れない

編集部では2024年夏からヒョンデのEVを長期レポート中。現在は3台目となる『ヒョンデ・アイオニック5』が、日々、編集部の動力源として活躍している。前回に続き、日々走っていて気がついたことをまとめたい。

だいたい満足していた1台目のアイオニック5で唯一イマイチだと思っていたのは、車線をキープするためのステアリング修正だ。この動きが不自然で、毎回ステアリングにあるスイッチでオフにしていたほど。

編集部では2024年夏からヒョンデのEVを長期レポート中。現在は3台目の『アイオニック5』が活躍中。
編集部では2024年夏からヒョンデのEVを長期レポート中。現在は3台目の『アイオニック5』が活躍中。    平井大介

この点、マイチェンを受けている今回のレポート車は以前よりよくなったものの不自然さはぬぐい切れず、もうひと息熟成を期待したいところ。ただし、以前はデフォルトでオンだったのがこちらはオフから始まるので、気にはならなくなった。

細かいところでは、洗車したあとにゲートを開けると、テールランプ上の平らな部分に水が溜まってしまうのも気になっている。放置しておくと汚れが残るので拭くようにしているが、ちょっと惜しいなぁと思う部分だ。

避けては通れないシフトの話

避けては通れない、シフトの『D』と『R』についても書いておきたい。ステアリング右に装着されるシフトは、『前進する方向に回すのがD』、『後進する方向に回すのがR』というのがヒョンデの考え方だ。

一方、一般的なATのシフトゲートは『手前に引くのがD』、『奥に倒すのがR』で、身体が覚えている感覚と逆になっているのだ。職業柄多くのクルマに乗るので、これだけレポートを続けていても、久しぶりに乗り換えると咄嗟に間違えることが未だにある。

ステアリング右側にあるシフト。前に回すと前進、後ろに回すと後進となる。
ステアリング右側にあるシフト。前に回すと前進、後ろに回すと後進となる。    平井大介

所有してしばらくすれば慣れる話ではあるが、ロジックの異なる別のクルマと複数台所有する方は要注意だろう。ただ、シフトのデザインと位置がウインカーなどと違う点は評価しておきたい。

と言うのも、例えばメルセデス・ベンツボルボのシフトだと、ヒョンデのように回すタイプではなく上下に倒すタイプで、しかも右側に付いているウインカーレバーと同じデザイン、同じ高さなのだ。事実、試乗中にウインカーと間違えてニュートラルに入れてしまったことがあり、一般ユーザーは大丈夫なのだろうか……と気になっている。

ヒョンデ・ハウス、ヒョンデ・オフィス

さて、先日リアシートで移動する場面があった。これまで乗る時はほぼ運転席だったので、全く機会がなかったのだ。

さすがはホイールベース3mのクルマということで、足元は広大。シートが前後スライド&リクライニングできるのも快適性を高めてくれる。シートヒーターがあるのもありがたい部分だ。

さすがはホイールベース3mのクルマということで、足元は広大。
さすがはホイールベース3mのクルマということで、足元は広大。    平井大介

ラゲッジスペースも広大で、位置が高いのは荷物の出し入れで気になるものの、今のところ収納に困ったことはない。

実は以前から編集部に『ヒョンデ・ハウス』という言葉がある。その広さと快適さに、『これは住める』と部内で話題になったのだ。また、電源もあるので『ヒョンデ・オフィス』となったことは1度や2度ではない。

今回はこれまで書きそびれていた気になる点を敢えて書いてしまったが、アイオニック5とは総じて快適な日々を過ごすことができていることは強調しておきたい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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