マツダ新型EV『6e』 約815万円~で英国発売へ テスラ・モデル3がライバル 可動式リアスポイラー標準装備

公開 : 2026.02.12 07:25

マツダは新型『6e』の英国仕様を発表しました。テスラ・モデル3のライバルとなり、充電1回あたりの航続距離は最大560km。現地のドライバーの嗜好に合わせたチューニングが行われているとのこと。

英国ならではの仕様に

マツダは、英国向けの新型EV『6e』の価格と仕様詳細を発表した。価格は3万8995ポンド(約815万円)から。

生産終了した『6』の後継に位置づけられ、テスラモデル3に対抗する後輪駆動の電動ファストバックとして、今夏英国のショールームに登場する。

マツダ6e
マツダ6e    マツダ

中国や欧州市場とは異なり、英国では上位グレードの『タクミ』または『タクミ・プラス』のみが用意され、パワートレインは1種類のみとなる。

全車、78kWhのリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを搭載し、最大560kmの航続距離を実現。最高出力258psのリアモーターにより、0-100km/h加速7.6秒を達成する。

ちなみに欧州市場では2種類のパワートレインが用意されており、エントリーモデルは244psのモーターと68.8kWhのLFPバッテリーを搭載し、航続距離480km、0-100km/h加速7.8秒を実現。上位モデルは257psと80kWhのニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーを搭載し、555kmの航続距離と0-100km/h加速7.6秒を実現する。

マツダは英国向けに異なる仕様を展開する理由として、「航続距離、性能、充電時間の面で双方の長所を兼ね備えているため」と説明している。

英国仕様車は195kWのDC急速充電に対応し、10%から80%までの充電を24分で完了できる。標準装備にはヒートポンプ、デュアルゾーンエアコン、ヘッドアップディスプレイ、パワーテールゲート、パワーシート(フロント)などがある。タクミ・プラスではナッパレザー、パノラミックガラスルーフ、チタン調アクセントが追加される。

現地の嗜好に合わせたチューニング

2025年初頭に発表された6eは、SUV『CX-6e』と共に、マツダの「魂動(こどう)」デザインの進化形とされている。低いルーフライン、フレームレスドア、フロントグリルを囲むLEDライトなどが特徴だ。このライトは「翼」と表現され、充電中にバッテリーの残量を光で表現するという。

6eのリアスポイラーは可動式で、19インチのアルミホイールを装着する。5人乗りで、トランク容量は330L、ボンネット下収納は70L、合計のラゲッジ容量は400Lである。

マツダ6e
マツダ6e    マツダ

室内では物理ボタンを減らし、ほとんどの機能を中央に配置された14.6インチのインフォテインメント・タッチスクリーンに集約している。これは従来のマツダのインテリアデザインから大きな転換となる。

こうしたデザインアプローチに、6eの出自が表れている。6eはマツダの中国合弁パートナーである長安汽車と共同開発され、特に中国市場の購買層の嗜好に合わせて設計された。現地では『EZ-6』として販売されている。

ただし、ステアリング、サスペンション、ブレーキは、ドイツにある研究開発部門マツダ・リサーチ・ヨーロッパによって「慎重に調整」され、欧州および英国ドライバーの好みに合わせているという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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