スバル・フォレスターを雪上で比較試乗! 軽快でひたすら楽しい『スポーツ』、走りに安心感『S:HEV』

公開 : 2026.02.12 11:45

昨年4月に日本仕様が発売された現行6代目『スバル・フォレスター』。日本カー・オブ・ザ・イヤー2025-2026も受賞し、販売が勢いづきます。『S:HEV』と『スポーツ』の2モデルに、桃田健史が雪上で試乗しました。

2モデルの差がしっかり体感できる

なるほど、こうした走行環境だと2モデルの差がしっかり体感できる。

スバルフォレスター』の『S:HEV』(ストロングハイブリッド)と『スポーツ』を雪道のクローズドエリアで比較試乗して、率直にそう思った。

スバル・フォレスターの『S:HEV』と『スポーツ』を雪道のクローズドエリアで比較試乗。
スバル・フォレスターの『S:HEV』と『スポーツ』を雪道のクローズドエリアで比較試乗。    桃田健史

日本カー・オブ・ザ・イヤー2025-2026を受賞し販売が勢いづくフォレスター。現行車となる6代目の日本仕様が発売されたのは、今から10ヵ月ほど前の2025年4月17日だ。

これまで、袖ヶ浦フォレストレースウェイでのプロトタイプ試乗会や、クローズドエリアを使用したオフロード走行と周辺一般道路での試乗が行われてきた。

筆者はS:HEVで東北へ約1400kmのロングドライブにでかけたり、スポーツで関東周辺を試走したりはしているが、S:HEVとスポーツを雪上で比較試乗するのは初めてのことだ。

今回の試乗場所は、群馬サイクルスポーツセンター。その名のとおり通常は自転車に関連する施設で、自転車を想定したアップダウンの激しい1周6kmのサーキットコース。スバル関連では、過去にEVの『ソルテラ』プロトタイプなどを走らせたコースでもある。

軽快さが安心感に直結するスポーツ

今回使用するのは、フルコースの一部を使う約4kmの設定。幅員は狭く、全長4655mm、全幅1830mm、全高1730mmのフォレスターが横に2台並ぶことは難しい。

また、路面状況は圧雪路だが、試乗会参加の2日ほど前から日中の気温が上がったことで、コース一部がシャーベット状になったり舗装路面が露出したりする状態だったが、これがS:HEVとスポーツの走り味の差を感じるためにはベターな環境となった。

走り出してすぐに軽快さを感じる、スバル・フォレスターの『スポーツ』。
走り出してすぐに軽快さを感じる、スバル・フォレスターの『スポーツ』。    スバル

最初は、『スポーツEX』で走った。走り出してすぐに感じたのは『軽快さ』だ。車重は1660kgあるのだが、雪道をスイスイと走る様は『軽いクルマ』という感覚がある。

ほとんどのコーナーでステアリングの操舵角が極めて少なく、『こぶしひとつかふたつ』切っただけでクルマのノーズがコーナーのインに向き、路面と4輪との接地感がしっかりありながら、旋回に入っていくというイメージだ。

ステアリングを90度切るヘアピンでは、シャーベット状になった路面で前輪がコーナーの外にもっていかれても、クルマの前後バランスは崩れないのでドライバーの安心感が高い。しかも、低重心であるためクルマがもっさりと動かないことも安心感に直結する。

これは、水平対向1.8LターボエンジンとシンメトリカルAWDというスバルの基本骨格の恩恵であることは承知しているが、先代モデルに対する車体とサスペンション改良が的を得ていると実感した。

とにかく、走っていてすごく楽しいのだ。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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