【インテグラやカウンタックの名も】最近ブーム? ブランク経て復活した名車10選

公開 : 2021.08.20 05:45  更新 : 2021.10.09 23:41

復活その8 日産GT-R

そして最後の復活が日本の誇るスポーツカーたちだ。

その筆頭といえるのが、2度のブランクを乗り越えて復活してきた日産の「GT-R」だ。

日産GT-Rニスモ
日産GT-Rニスモ

最初の「GT-R」は、1969年に「スカイラインGT-R」として誕生。

レースでの大活躍もあり、大人気となるも次の「ケンメリ・スカイライン」の時代でディスコンに。わずか4年で終わってしまう。

それから16年のブランクを挟み、1989年に第2世代の「スカイラインGT-R」が復活する。

R32スカイラインから3世代、13年にわたって続くも、2002年に生産が終了。またもディスコンに。

しかし、5年のブランクを経た、2007年に日産「GT-R」として復活し、現在へと続いている。

何度もの復活を遂げることができたのは、それだけ「GT-R」の人気が根強いからだろう。

復活その9 ホンダNSX

セナを擁して大活躍したホンダのF1参戦第二期の1990年に誕生したのが、ホンダのスーパースポーツ「NSX」だ。

アルミのボディを持つ初代「NSX」は、新車価格が800万円で始まり、後に1500万円までに高まる。当時の日本で最も高額なスポーツカーでもあったのだ。

ホンダNSX
ホンダNSX    ホンダ

その初代モデルは15年ものロングライフモデルとなって、2005年に生産を終了。

しかし、次世代が登場するまで、なんと11年もの時間が必要であったのだ。

また、2016年に登場した3モーターハイブリッドの第2世代も販売は低調で、2022年に生産終了がアナウンスされている。未来の復活を期待しよう。

復活その10 トヨタスープラ

日産「GT-R」、ホンダ「NSX」に肩を並べるトヨタのスポーツカーが「スープラ」だ。

「セリカXX」のアメリカ名として、1978年から「スープラ」の名前が使われており、日本では1986年登場の通称「70(ナナマル)型」から「スープラ」の名が導入されている。

トヨタGRスープラ
トヨタGRスープラ    トヨタ

1993年に登場した「80(ハチマル)型」の「スープラ」は、日本だけでなくアメリカでも人気モデルとなる。

しかし、2002年に生産が終了となり、ディスコンとなってしまう。

それが復活したのは17年後となる2019年。しかも、BMWとの共同開発モデルとしての復活劇となった。トヨタは「スープラ」、BMWは「Z4」として販売されている。

振り返ってみれば、意外や長年のブランクを乗り越えて復活したモデルは、国内外にたくさんあるものだ。

しかし、どれも共通するのが、世代を超えた根強い人気と名声をそなえていること。

新たなモデルで1から名声と人気を築き上げてゆくよりも、ディスコンとなったモデルを復活させた方が楽だし、ファンも喜ぶということだろう。

そういう意味では、まだまだ復活させてほしい、過去の名車はたくさんある。

個人的には、もっと「復活」モデルが増えることを期待したい。

記事に関わった人々

  • 鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。

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