【見惚れる4K画質】ユピテルの2カメラ型ドライブレコーダー「Y-4K」を体験

公開 : 2021.09.09 05:45  更新 : 2023.11.24 14:31

4Kの超高画質! 新たな2カメラ式ドラレコを取材しました。ユピテル「Y-4K(量販店)」「ZR-4K(ディーラー向け)」を紹介します。

フロントが4K! 前後2カメラ型

事故だけでなく“あおり運転被害”などの交通トラブルでも強い味方になってくれる「2カメラ型ドライブレコーダー」。今まさに購入を検討しているという人も多いだろう。

そんな人にぜひオススメしたいのが、ユピテルからリリースされた「Y-4K」だ(同機能・同形状で販売ルートが異なる「ZR-4K」もある)。

コンパクト(幅74×高さ62×奥行31mm)で取付けやすい本体は、角度調整がしやすい。フロントカメラ、GPSユニット、Gセンサーなどを内蔵する。
コンパクト(幅74×高さ62×奥行31mm)で取付けやすい本体は、角度調整がしやすい。フロントカメラ、GPSユニット、Gセンサーなどを内蔵する。    浜先秀彰

ネーミングに「4K」とあるように、業界トップレベルの超高画質となる4K動画撮影を実現している。

今回は発売直後ながらデモ機を借り出すことができたので、実際のドライブを通じて実力チェックを行った。

本体、リアカメラとも手のひらに載るコンパクトサイズ。本体はフロントガラスの上方に取付けられ、ボールジョイント式ブラケットで自在に角度調整が可能。

リアカメラはブラケット一体式でリアガラス内側に貼れ、上下に角度調整が行える。ガラスとの透き間が少ないため、ガラス面の映り込みも防げる。

電源はオーディオ配線や車内ヒューズなどから取得でき、本体とリアカメラを接続するケーブルは9mと長いため、ミニバン/SUVなどボディの大きな車両でも問題なく取付けられる。国産車、輸入車を問わずほとんどのクルマに対応する汎用タイプだ。

搭載されるセンサーは、本体内蔵のフロントカメラは約820万画素・4K画質(解像度3840×2160)で記録を、リアカメラは約200万画素・フルHD画質(解像度1920×1080)の記録を行える。

まずはフロントカメラの記録映像をよく見てほしい。

周囲の車両もハッキリ 景色は鮮やか

これは記録データから一場面を切り出しているものだが、4K画質ならではの圧倒的高精細にはだれもが驚かされてしまうだろう。

昼夜ともに、ビデオカメラで撮影したといっても疑わないほどのハイクオリティだ。

フロントカメラの日中映像。4Kならではの鮮明さで周囲の状況を余さず捉えられる。高精細なため拡大表示にも強い。
フロントカメラの日中映像。4Kならではの鮮明さで周囲の状況を余さず捉えられる。高精細なため拡大表示にも強い。    浜先秀彰

すみずみまでクッキリしていて色合いも鮮やか。やや離れた場所のクルマのナンバープレートまで読み取ることができ、周囲の車両のドライバーの顔まで認識可能だ。

つまり画面内の情報量がきわめて多いため、「証拠」としての能力もきわめて高いといえる。

旅先のキレイな景色を記録したり、友人との楽しい思い出をSNSなどにアップロードするのにも向いているだろう。

ちなみにリアカメラは現在のドライブレコーダーの標準といえるフルHD画質だが、高感度に定評がある「STARVIS」仕様としている。

プライバシーガラス/スモークフィルムなどの色付きガラスでも黒つぶれが発生しにくく、暗い夜道であっても路肩の状況までわかる。画面内の明暗差を自動補正するHDR機能は両カメラに搭載されている。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    浜先秀彰

    Hideaki Hamasaki

    千代田工科芸術専門学校写真科を卒業後、自動車専門誌編集部スタッフを経て、フリーランスライターとして独立。現在は執筆、編集、撮影を一人で行うことも多い。カーナビやドラレコのレポートを得意とするが、守備範囲はカスタムパーツや洗車ケミカル、車内小物までを含むカー用品全般となる。YouTube「カーグッズチャンネル」を2021年より運営。

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