【トムスとキントが共同で立ち上げ】スポーツカーを借りて乗るという選択!黒木美珠が『モスキン』でGRの3台を試乗
公開 : 2025.12.15 12:05
トムスとキントが共同で展開する『モスキン』は、サーキットでの走行にも対応するという新しいレンタカーサービス。実際にトムスが手掛ける3台のGRモデルに黒木美珠が試乗しました。
MOSKIN(モスキン)は何の略?
モータースポーツの名門トムスと、モビリティサービスを手がけるキントが共同で立ち上げたのが、『モスキン(MOTORSPORT by KINTO)』。スポーツカーをより身近に楽しむことを目的としたサービスだ。
モスキンの大きな魅力は、厳選された高品質なキント・アップ車両(中古車)を、トムスが長年のモータースポーツ活動で培ってきた知見に基づくチューニングとコンディション管理を行っていること。

さらに、スポーツカーに不慣れなユーザーでも安心して乗れるよう車両説明を行うことで、スポーツカー体験のハードルを日常の延長線へと下げてくれるサービスだ。
プランは『サブスク』、『レンタル』、『サーキットレンタル』、『走行・体験イベント』の4つの利用形態があり、今回、私が利用したのは『レンタル』プラン。トムス東京ショールーム(お台場)を拠点に、トヨタのハイパフォーマンスモデルを8時間または24時間のプランから選んで利用が可能だ。購入前の比較検討はもちろん、週末のドライブや記念日の非日常体験としてレンタルするなど、様々な使い方ができるだろう。
3台のGRモデルを乗り比べ
今回はレンタカープランとして用意されている『GRシリーズbyトムス×キント』のGRスープラ、GRヤリス、GR86の3台に試乗することができた。
まずGRスープラは、専用タービンとECUによって460psへ強化された直6ターボが魅力で、アクセル操作に対する反応は鋭く、走り出しから力強い加速が味わえる。車高調整式サスペンション『Advox Sports』により、街乗りでも扱いやすい快適性を確保。トムスのフルエアロ、鍛造ホイールTWF03、ポテンザS007Aという上質な組み合わせにより、雰囲気と走りの質感が高い次元でまとまっている。ATモデルのため扱いやすく、3台の中では導入編として最もハードルの低い1台と感じられた。

GRヤリスは、272psから340psへとパワーアップされ、コンパクトな車体に強いトルクと4WDの安定感を備えた、よりモータースポーツ色の濃い仕様。こちらもフルエアロと『Advox Sports』を装着し、しっかりとした減衰と素直な路面インフォメーションを両立。鍛造ホイールTWF01とポテンザRE-71RSの組み合わせは、ワインディングで高いポテンシャルを感じさせる。iMTの変速支援があるため、マニュアル操作に不安のある人でも挑戦しやすい印象だ。
GR86は、自然吸気エンジンとFRレイアウトが生むバランスの良さが際立つ1台。フルエアロに『Advox Sports』、鍛造ホイールTWF04とポテンザRE-71RSを装着し、スポーティな雰囲気と剛性感を両立。アクセルやステアリング操作に対して素直に反応し、『操る楽しさ』が明確に伝わってくる。
方向性こそ異なるものの、3台とも走り出した瞬間に共通して『GRらしさ』が感じられ、非常に興味深い乗り比べとなった。












































































