【商用車に和のテイスト】日産 新型商用車「タウンスター」発表 欧州で

公開 : 2021.09.29 06:45

日産は、欧州市場の新型小型商用車で「NV250」と「e-NV200」の後継モデル「タウンスター」を公開しました。

NV250の後継モデル登場

編集:AUTOCAR JAPAN編集部

日産は、欧州市場の新型の小型商用車(LCV)戦略の一環として、「タウンスター」を公開した。

「タウンスター」は、事業構造改革「ニッサンネクスト」に基づいて導入される最新のモデルで、「NV250」と「e-NV200」の後継モデルとして欧州市場に投入される。

日産タウンスター・バン
日産タウンスター・バン    日産

また、同市場ではNV400とNV300の後継モデルとして「インタースター」と「プリマスター」も今後導入予定という。

今回発表された新型「タウンスター」には、EVとガソリン車があり、ともにバンとワゴンの設定がある。

EVモデルは、44kWhのバッテリーを搭載し、最新のエネルギーマネジメントシステムとバッテリー冷却システムを組み合わせ、航続距離285km(WLTP複合サイクルを前提とした社内測定値)、最大トルク25.0kg-mを実現。

ガソリン車は、現行の排出ガス規制であるEuro 6dに適合した1.3Lエンジンを搭載し、最高出力130ps、最大トルク24.5kg-mを発揮。

デザインに和のテイスト

新型「タウンスター」は、アライアンスCMF-Cプラットフォームをベースに、品質と機能性を徹底的に追求。欧州で販売される車種として初めて、日産の新しいブランドロゴを採用した。

EVモデルには、特徴的なLEDヘッドランプや、組子模様と斬新なVモーションデザインが組み合わされ、空力に優れたフロントシールドなど、「アリア」のエクステリアの要素が受け継がれているという。

日産タウンスター・ワゴン
日産タウンスター・ワゴン    日産

ガソリン車は、織り模様のグリルを採用することで、シャープでダイナミックな印象となった。

フロントのエアカーテンは、フロントバンパーや前輪まわりの空気の流れを最適化し、空気抵抗を低減することで燃費を向上させる。

ワゴンの室内空間は、洗練されたシートやドアトリム、モダンなセンターコンソールやインストゥルメントパネルを採用し、快適な乗車体験を提供。バンは、多機能で便利な荷室が特徴。

最大3.9平方メートルの荷室スペースと可動式のパーティションを備え、木製パレット(ユーロパレット)2つと、800kgの荷物を運ぶことができる。

また、最大で1500kgの牽引能力を備え(パワートレインによる)、荷室スペースには、荷降ろしを容易にする大型のスライドドアや、オフィスツールを収納する専用スペースも設定。

さらに、「トレーラースウェイコントロール」、「インテリジェントエマージェンシーブレーキ(歩行者・自転車検知、ジャンクションアシスト付き)」、「プロパイロットパーキング」(EVモデルのみ)、「インテリジェントクルーズコントロール」(ガソリン車のみ)、「プロパイロット」(EVモデルのみ)を搭載するなど、安全装備と先進運転支援機能を20種類以上搭載。

全ラインナップにアップル・カープレイやアンドロイド・オート、ワイヤレス充電などの便利なコネクテッド技術を搭載。EVモデルには、さらなるコネクテッドサービスを導入する予定という。

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