ダニー・バハール、ロータスを解雇

公開 : 2012.06.08 11:47  更新 : 2017.06.01 00:55

グループ・ロータスは、遂にCEOダニー・バハールを解雇した。会社の所有者であるDRBヒルコムの調査を受けて、その決定がグループ・ロータスの役員会で正式に決定されることとなる。

バハールは先月、CEOの役職を停職になっている。サンデー・テレグラフの報道によれば、彼の出費に不明瞭なものがあったからだという。バハールが停職になった時にロータスを引き継いだ3人のDRBヒルコムの役員のうちの一人、アスラム・ファリクラーが新しいCEOとして任命されることとなる。

バハールは2009年9月にフェラーリからロータスに移籍た。その後、6つのモデルを発表し、ノーフォークのメーカーに利益をもたらすように野心的な計画を立案した。これらの6つのモデルは、2010年のパリ・モーターショーで明らかにされている。

バハールが名付けた5ヵ年計画は20ヶ月で達成されている。ロータスは、現在独自のエンジンとギアボックスを開発中であり、新モデル、エスプリにそのパワーを集中している最中だった。

しかし、親会社であるプロトンが今年初めマレーシアの投資家であるDRBヒルコムに売却されてからは非常に不安定な状態にあった。

DRBヒルコムのマネージング・ディレクター、モハマド・カミル・ジャミルは「世界的にも重要なポジションを占めるロータス・グループを次なるレベルにまで引き上げるために、現在進行中のプロジェクトを継続していくし、将来的経営を盤石のものとするために努力をする。DRBヒルコムやプロトン・ホールディングス、そしてロータス・グループの従業員の利益を求めるのだけでなく、英国の自動車産業に貢献していきたい。」とコメントしている。

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