日本は下品なランボルギーニ・カスタムだらけ? 日本一の上質めざしたアヴェンタドール発見

公開 : 2022.03.07 20:17  更新 : 2022.03.25 18:48

ド派手なランボルギーニ・カスタム、いやですね。その対極ともいえそうなアヴェンタドールをみつけました。

スーパーカー違法改造/迷惑行為が急増

text:Kumiko Kato(加藤久美子)

近年、東京オートサロンをはじめ国内主要カーショーにおいてはアヴェンタドールを中心にド派手なカスタムを施したランボルギーニの出展が目立っている。

爆音マフラーやストロボライト等、公道走行ができない仕様のクルマを公道で見かける機会も多い。

EARTHが持ち掛け、VeilSideが手掛けたランボルギーニ・アヴェンタドールのカスタム車両。
EARTHが持ち掛け、VeilSideが手掛けたランボルギーニ・アヴェンタドールのカスタム車両。

展示のみならそれほど深刻な問題でもないだろうが、改造ランボルギーニを中心としたスーパーカーのマナーの悪さが社会問題化している。

人が多く集まる繁華街や高速SA/PAや商業施設の駐車場などに許可なく集まり、爆音を轟かせ、本来駐車できない大型車スペースを通路まで埋め尽くすなどの行為だ。

これらの迷惑行為によって首都高速大黒PAもたびたび閉鎖されている。

今年1月3日は10時半頃から夕方まで、2月18日は夜9時から翌朝4時半まで閉鎖された。とくに18日夜は大黒PA内の神奈川県警のパトカーが「ランボルギーニ帰りなさい!」と名指して大型スペースから退出させており、その後、トイレとコンビニだけが使える状態で小型車スペースは7時間以上にわたって閉鎖され利用できなかった。

迷惑行為を繰り返す超高級スポーツカー軍団を「令和の暴走族」と呼ぶ人もいる。絶滅危惧種となった昭和の暴走族と同じで自分たちが迷惑を掛けているという意識は恐らく全くない。

このような傾向は、本当にランボルギーニを愛し、長年大切に乗って来た真のファンにとっても非常に不快で腹立たしいものだ。

「同類に見られるのがイヤだからもうランボに乗るのはやめた」という人も少なくないという。

下品なランボルギーニは欧米でも有名

「一部の下品で横暴な低俗なランボルギーニ乗りのせいで、わたしたちまで同類と思われて大変迷惑。なぜ単純にランボルギーニに乗っていることだけで後ろ指を指されなくてはいけないのか」

イベントで爆音を出し、出禁になることをむしろ勲章だと思っている人たちです。彼らと一緒にされたくありません」

このように嘆くオーナーは少なくない。

一部の非常識なオーナーによる悪行はユーチューブなどの動画共有サイトを通じ、「悪事千里を走る」の言葉どおり世界に広まりつつある。

「日本のランボルギーニはなんであんなにクレイジーなのか?」

「センスが悪く迷惑なカスタムばかり。いつから日本はこんなになってしまったのか」

「不要な『空ぶかし』がエンジンにダメージを与えることを知らないのか?」

海外からも批判の対象となっている日本のカスタムランボだが、この批判と疑問にこたえるべく立ち上がった人がいた。VeilSide代表の横幕宏尚氏である。

映画ワイルド・スピードに登場したRX-7 Fortuneを筆頭にシリーズに登場する多数の日本車をカスタマイズしたことで、世界にその名を知られる。

その横幕氏にEARTH(株式会社EARTH CORPORATION)がアヴェンタドールの美しいラインを崩さずにワイドボディKitを作りたいと持ち掛け、手掛けたアヴェンタドールが東京オートサロンに出展され話題となった。

VeilSideのオートサロン出展は2014年以来、実に7年ぶり。北ホールの一角にEARTHとVeilSideが隣同士で出展していた。

ちなみにVeilSideの展示車はA90スープラで国際カスタムカーコンテストのドレスアップカー部門で最優秀賞、EARTHのアヴェンタドールはインポートカー部門で優秀賞を受賞している。

カスタム界のレジェンド、横幕氏はどのような思いでこの1台を作ったのだろうか?

記事に関わった人々

  • 加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など、他があまり書かない物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

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