MPV市場はどうなる? BMW 2シリーズ・アクティブツアラー新型のライバル 4選

公開 : 2022.06.14 11:46  更新 : 2022.06.15 12:56

新型2シリーズ・アクティブツアラーのライバルを検証。競合しえる他のカテゴリーも掘り下げてみましょう。するとMPVのマーケットが見えてきます。

新型アクティブツアラー発売 競合は?

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

6月14日。BMWの日本法人(BMWジャパン)は、コンパクトMPVの「2シリーズ・アクティブツアラー」をフルモデルチェンジして発売した。

BMWジャパンではSAT(スポーツ・アクティビティ・ツアラー)と称しているが、いわゆるMPV(マルチパーパス・ビークル)にあたる。ミニバンとは異なり2列シートで、車高を少し高めて居住スペース・荷室に余裕を持たせた2ボックス・モデルだ。

新型2シリーズ・アクティブツアラー(欧州仕様)
新型2シリーズ・アクティブツアラー(欧州仕様)    BMW

今回、フルモデルチェンジされた2代目の外寸は、全長4385×全幅1825×全高1565〜1580mm、ホイールベースは2670mm。従来型よりわずかに大きくなったが、ホイールベースは変わらない。

スタイリングも従来型を踏襲しているが、最近登場した他のBMW車同様、伝統のキドニーグリルは八角形をイメージして大型化。

後席は3分割可倒式で、座面は最大130mmのスライドが可能。ラゲッジスペースは、リアシート使用時で415〜470L、シートを倒せば1405〜1455Lの広さを誇る。

日本仕様のパワートレインは、156ps/23.5kg-mを発生する1.5L直3ターボ(218 i)と、150ps/36.7kg-mを発生する2.0Lの直4ディーゼルターボ(218 d)の2種。トランスミッションは、いずれも7速DCTで前輪を駆動する。

その価格帯は、418万円〜476万円。なお、従来型でラインナップされている、3列シートのミニバンタイプ「グランツアラー」は、現段階では新型の登場はアナウンスされていない。

では、日本において2シリーズ・アクティブツアラーのライバルとなり得るクルマを挙げながら、今後のコンパクトMPVというマーケットについても考えてみたい。

1. メルセデス・ベンツBクラス

BMW 2シリーズ・アクティブツアラーの最大のライバルといえば、やはりメルセデス・ベンツのBクラスであろう。

というよりは、Bクラスがヨーロッパでも日本でもそれなりの成功をおさめて、このマーケットが存在すると認識したBMWが、対抗モデルとしてアクティブツアラーを登場させたといったほうが正しいのだろう。

メルセデス・ベンツB180
メルセデス・ベンツB180    前田惠介

さて、Bクラスは2005年に初代が登場し、現行型は3代目。外寸は、全長4425×全幅1795×全高1565mm、ホイールベースは2730mm。新型2シリーズ・アクティブツアラーより全長とホイールベースは少し長いが全幅はわずかに狭いというサイズ感だ。ラゲッジスペースは370〜1210L。

Bクラスは、ワイドスクリーンのインテリアや対話型インフォテインメントのMBUXを採用するなど、安全&快適装備はプレミアムブランドらしく充実させている。

現在、日本仕様のパワートレインは、1.4L直4ガソリンターボと2.0L直4ディーゼルターボを設定。価格帯は、467万円〜499万円。

ところで、メルセデス・ベンツでは拡大しすぎたAクラス姉妹車のラインナップを、次期型では整理しようという動きがある。販売台数の拡大から車種を絞った「量より質」へ再転換を目指すようだが、そうなると、Bクラスの後継モデルは先日発表されたTクラス(これについては後述)にバトンタッチされ、フェードアウトする可能性も少なくはないと思われる。

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