フォードGT40の精巧なレプリカ? 800馬力超の電動モデル公開 新品シャシーに電気モーター

公開 : 2022.06.16 18:05

伝説的なレーシングカー、フォードGT40のEVモデルが登場。オリジナルのデザインとV8サウンドを再現しています。

GT40の電動リメイク 急速充電に対応

フォードの伝説的なレーシングカー「GT40」をEVとしてリメイクしたモデルが公開された。ツインモーターを搭載し、最高出力811ps、最大トルク81.5kg-mを発揮する。

クラシックカーをベースとしたEVの開発で知られるエバラティによると、0-97km/h加速は4秒以内、最高速度200km/hに達成するという。60kWhのバッテリーを搭載し、この種のモデルとしては珍しく、急速充電用の700Vの充電装置を装備している。

エバラティ・フォードGT40
エバラティ・フォードGT40    エバラティ

1960年代に製造されたオリジナルのフォードGT40は、7.0L V8エンジンを搭載し、最高出力485ps、最大トルク65kg-m、最高速度330km/hを発揮した。世界一過酷な耐久レースで勝つことだけを目的に作られたGT40は、超軽量なモデルでもあった。

エバラティによると、大型の電動ドライブトレインが搭載されているにもかかわらず、重量ペナルティは最小限に抑えられ、1300kgをわずかに超える程度の車重を実現しているという。燃料を満タンにしたレース仕様のGT40よりも軽いとのこと。

また、V8エンジンのサウンドを再現し、擬似的な「ギアチェンジ」に合わせて音を変化させる「仮想ギア」も備えているという。

ライセンス生産の新品シャシーを採用

注目すべき点は、オリジナルのGT40のレストモッドではないということだ。クラシックカーの復刻モデルを手掛ける米国のスーパーフォーマンス社が製造したシェルとシャシーを採用。同社は、すべてのシャシーをオリジナルの商標権者からライセンスを受けて製造している。

価格は、個々の注文内容によって異なるため公開されていない。

エバラティ・フォードGT40
エバラティ・フォードGT40    エバラティ

エバラティの創設者兼CEOであるジャスティン・ルニーは、次のように述べている。

「GT40はエバラティの哲学を体現しています。多くの企業がクラシックカーをEVに改造していますが、当社のアプローチはそれをはるかに超えたものです」

「OEMの思想と技術を導入し、世界的な自動車メーカーで経験を積んだチームによる最先端の設計とエンジニアリングで、この車両を新しいクルマとして再定義します」

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。愛知県在住。幼い頃から自動車/戦車/飛行機/宇宙船など乗り物全般が大好物。いつかすべての乗り物を手に入れることを夢見ている。最近はバイクの魅力に気づき、原付と中型を衝動買いしてしまった。大学卒業後、不動産営業と記事制作ディレクターを経て2020年に独立し、フリーランスとして活動開始。現在に至る。

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