スズキ・ワゴンR/ハスラーなど リコール届出 CVT不具合 約6.3万台対象

公開 : 2022.07.22 07:45

スズキは、ワゴンR、ハスラーなど計6万3108台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出ました。

CVTコントローラーの不具合

スズキは、2022年7月21日付で、ワゴンR、ハスラー、およびOEM供給しているマツダ・フレア・クロスオーバー(2019年12月26日~2022年6月16日製造)計6万3108台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。

国土交通省によると、無段変速機(CVT)において、CVTコントローラーの制御プログラムが不適切なため、高負荷のキックダウン時などに変速機構であるスチールベルトが滑り摩耗紛が発生する場合がある。

スズキ・ハスラー(2019年12月26日~2022年6月16日製造)の一部機種が対象
スズキ・ハスラー(2019年12月26日~2022年6月16日製造)の一部機種が対象    スズキ

そのままの状態で使用を続けると、摩耗紛による油圧調整弁の摺動不良が起こり油圧不良となることで最悪の場合、走行不能に至るおそれがあるという。

改善策として、全車両のCVTを点検し、ベルト滑りがあると判断した場合はCVTを交換する。

また全車両、CVTコントローラを対策プログラムに書き換える。

なお、CVTを交換しなかった場合において、後日ベルト滑りがあると判断した場合はCVTを無償交換するという。

市場からの情報によりリコール届出となった。同様の不具合は4件確認されている。

なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。

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    AUTOCAR JAPAN

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