ランクル70「再再販」 既納客への営業活動、開始 正式受注23年夏以降、納車24年か

公開 : 2023.01.31 11:25  更新 : 2023.01.31 12:37

すでに70既納客に営業活動開始!

オートサロンが終わった1月半ば以降、既納客に対してディーラーが再再販される70の営業をかけているという情報が複数寄せられている。

「2週間くらい前ですね。70を買ったトヨタのディーラーに行ったら担当者からランクル70の再再販がされるから、いかがですか? という話がありました」

「ずっと噂されていたことでもありますし、ああ、本当に売るんだなという嬉しい気持ちになりました。2014年に70を買った人に対して内々に声がけしてるみたいですね」(中部地方在住のランクル70オーナー)

「1月に入ってから再再販に関してディーラーから内々に連絡があった、という人が私の周りにも増えてきました」

「今年夏ごろに正式受注が開始されて、来年以降に納車開始と聞きました。でもまだどのモデルを売るとか詳細は未定だそうです」

「売るのは売るんでしょうけど、既納客の購入意思を確認している、そんな感じでしたよ」(関東地方のランクル80オーナー)

来年納車…と言えば、2024年。ランクル70発売から40周年を迎える年であり、ランドクルーザー誕生から70年という記念すべき年である。

そしてさらに、その記念すべき年に噂されるのが自衛隊車両1/2tトラック(旧73式小型トラック)への採用だ。現在、1/2tトラックは1996年より2代目パジェロベースのラダーフレームを延長した車両が使われているが、これがランクル70ショート(幌)ベースに代わるという。

戦後、トヨタ自工(当時)は警察予備隊(自衛隊の前身)とアメリカ軍の要請を受けて1951年1月に1/4トン積みトラック(ジープ型)の試作車「トヨタ・ジープ」を完成させた。のちにトヨタBJ型、1954年よりランドクルーザーに改名したクルマである。

競合モデルとの比較テストでは三菱ジープを上回る最高速度100km/hに達するなど優秀な成績を収めたが、すでに実績のあったジープに敗れ警察予備隊への採用には至らなかった。

ランクル70が自衛隊1/2tトラックに採用されればこちらも70年来の悲願達成となる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    加藤久美子

    Kumiko Kato

    「クルマで悲しい目にあった人の声を伝えたい」という思いから、盗難/詐欺/横領/交通事故など物騒なテーマの執筆が近年は急増中。自動車メディア以外ではFRIDAY他週刊誌にも多数寄稿。現在の愛車は27万km走行、1998年登録のアルファ・ロメオ916スパイダー。クルマ英才教育を施してきた息子がおなかにいる時からの愛車で思い出が多すぎて手放せないのが悩み。

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