超豪華キャンピングトレーラー エアストリーム・フライングクラウド最新型「23FBツイン」に潜入

公開 : 2023.02.14 19:25

エアストリームの「フライングクラウド」に23FBツインが登場。ジャパンキャンピングカーショー2023の会場で、車内に入れてもらえました。

23ft(約7m)シリーズ最新型

ジャパンキャンピングカーショー2023において、エアストリームジャパンが主力商品の1つである「フライングクラウド23FBツイン」を披露した。

フライングクラウドは、過去に人気モデルとなりつつも惜しまれながら生産終了となった「サファリ」の後継機種だ。

「フライングクラウド23FBツイン:2023年モデル」は、エアストリームのキャンピングトレーラー(要けん引免許)。就寝定員は4名で、車体のサイズは全長7240×全幅2490×全高2970mm。
「フライングクラウド23FBツイン:2023年モデル」は、エアストリームのキャンピングトレーラー(要けん引免許)。就寝定員は4名で、車体のサイズは全長7240×全幅2490×全高2970mm。    高桑秀典

現在はダブルアクスル(2軸)の車種において、スタンダードモデルに位置付けられる。

ダブルアクスルの中で最もリーズナブルで、全ラインナップの中で最もサイズ(間取りパターン)展開が多いことや木目調をベースとした暖かみのある内装家具の質感のよさが特徴だ。

なかでも“23フィート”は、日本で買える牽引型最大サイズながらも運転しやすい点がポイントで、さまざまな世代および多様なライフスタイルを満喫しているユーザーがチョイスしている。

同社スタッフによると“23フィート”は、ソロにも、ファミリーにもオススメできるモデルで、実際にこのサイズが人気なのだという。

生産終了モデルとの違いは?

今回のショーでは、23フィートCBタイプの生産終了が決定してしまったフライングクラウド「23CBバンク(二段ベッド)」も展示されていたので、「23FBツイン」との違いを伺ってみた。

リビングが広いフライングクラウド「23CBバンク」は、起きている時間が長く、データイムもエアストリームの中で愉しみたいファミリーを意識したモデル。

車両の前寄りにドアがあった「23CBバンク」に対し、「23FBツイン」は後ろ寄りに入口がある。今回は特別に、ベッドルームなど車内の隅々まで撮影することができた。
車両の前寄りにドアがあった「23CBバンク」に対し、「23FBツイン」は後ろ寄りに入口がある。今回は特別に、ベッドルームなど車内の隅々まで撮影することができた。    高桑秀典

より贅沢に過ごすことができるフライングクラウド「23FBツイン」は、昼間は外でたくさん遊んで、疲れたらエアストリームの中でゆっくりするといったスタイルで愉しみたいペアに相応しいモデルとのことだった。

「23FBツイン」の就寝定員は4名だが、実質的にはふたりで使うスタイルが適しているそうで、子育てが終わったご夫婦などが愛用しているという。

「23FBツイン」のサイズは、全長×全幅×全高が7240×2490×2970mmで、車両重量は2200kgだ。

車両本体価格は2145万円である。

今後の入荷予定について

オプションのソーラーパネルと電子レンジを装備している撮影車(参考出展車)の税込価格は2206万6000円で、すでに成約済みであった。

エアストリームジャパンによれば、今年の春に「ダブルベッド仕様」が入荷され、夏に「ツインベッド仕様」が入ってくるそうだ。

展示車は、エアコン(ルーフ)、ボイラー(瞬間式)、FFヒーター、給水タンク(140L)、排水タンク(140L)、調理器具(ビルトイン)、シャワー(温水)、温水装置(ガス式)、トイレ(マリン)、サブバッテリー(80Ah×2)、外部電源(30A)、サイドオーニング、ルーフベンチレーター(ファン付き)などを標準装備。
展示車は、エアコン(ルーフ)、ボイラー(瞬間式)、FFヒーター、給水タンク(140L)、排水タンク(140L)、調理器具(ビルトイン)、シャワー(温水)、温水装置(ガス式)、トイレ(マリン)、サブバッテリー(80Ah×2)、外部電源(30A)、サイドオーニング、ルーフベンチレーター(ファン付き)などを標準装備。    高桑秀典

いつの時代にもアウトドア好きが憧れ、ステータス・カーとして認知されている「エアストリーム」は、1931年にワーリー・バイアム氏によって生み出されたアメリカン最高級キャンピングトレーラーだ。“キャンピングカー界のロールス・ロイス”とも呼ばれている。

オールアルミ製ボディの修理/メンテナンス性のよさと内装のリフォームが可能というサステナビリティから、一生モノ以上の製品として長きにわたって愛用するユーザーがたくさんいることでも有名だ。

その圧倒的な耐久性から実際にエアストリームを購入したユーザーが愛息や愛娘とアウトドアを楽しみ、その後、孫と一緒に出かけるようになったというエピソードを耳にする機会も多い。

価格が2000万円オーバーだが、孫の世代まで使える“一生モノ以上の製品”として考えれば納得できる適正な金額だといえるだろう。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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