ボルボから3列7シーターの新フラッグシップSUV『EX90』登場! XC90の後継的モデルはEV 価格はPHEVと同レベルで「より自然な選択肢」に

公開 : 2026.07.09 11:45

7月8日、ボルボ・カー・ジャパンは7シーターフラッグシップSUV『ボルボEX90』と、5ドアハッチのフラッグシップクロスオーバー『ES90』を同時に発売しました。いずれもEVです。ここではEX90を篠原政明が解説します。

XC90の後継的モデル

7月8日、ボルボ・カー・ジャパンはバッテリー電気自動車(EV)の7シーターフラッグシップSUV『ボルボEX90』を発売した。

ボルボでは、2026年上半期(1月〜6月)に販売したクルマのうち23.5%、つまり5台に1台以上がEVだったという。だがボルボとしては積極的にEV化だけを進めているわけではなく、ユーザーの使用状況に合った選択肢として、プラグインハイブリッド(PHEV)やマイルドハイブリッド(MHEV)も展開している。

ボルボはEVとなる7シーターフラッグシップSUV、『EX90』を発売開始。
ボルボはEVとなる7シーターフラッグシップSUV、『EX90』を発売開始。    平井大介

今回、新たに日本に導入されたEX90は、電気自動車の7シーターフラッグシップSUVで、引き続き並売されるエンジン車のフラッグシップSUV『XC90』の後継的なモデルだ。

電気自動車を所有するにあたりユーザーが気になるのは、一充電での走行可能距離、充電性能、そして車両価格だろう。まず、走行可能距離はWLTCモードで650km、充電性能は800Vアーキテクチャーの採用となる。

価格は1199〜1399万円と、XC90 PHEVの1294万円と比較しても抑えめの設定。これはボルボが目指す、『電気自動車をより自然な選択肢にする』一環となっている。

スカンジナビアンデザインによる上質な内外装

エクステリアは美しさと機能性を高い次元で両立するべく、フラッシュサーフェイスデザインを採用。フロントのトールハンマーヘッドライトには1.3メガピクセルの新しいハイディフィニションピクセルLEDを採用し、ロービームからハイビームまで配光特性を最適化する。リアには、ボルボ伝統の縦型テールランプを現代的に再解釈したデザインを採り入れた。

インテリアは、上質な素材とプレミアムなデザインが織りなす、北欧のプライベートラウンジのような空間を演出し、ボルボ独自のバイオ素材や天然素材、リサイクル素材も採用。

インテリアは、北欧のプライベートラウンジのような空間を演出。
インテリアは、北欧のプライベートラウンジのような空間を演出。    平井大介

14.5インチのセンターディスプレイにはグーグルを搭載し、応答性に優れた最先端のインフォテインメントシステムを提供。これはステアリングホイールの前にある9インチのドライバーディスプレイや、大型のヘッドアップディスプレイと連携している。

EX90は3列7シーターで、各シートは個別に調整が可能。ラゲッジルームから電動でフォールダウン/アップができる3列目も、170cmくらいまでの2名が快適に座ることができる。

パワートレーンは800Vテクノロジーを搭載し、106kWhの大容量バッテリーで前後の2モーターで駆動する4WDだ。トップグレードのツインモーターパフォーマンスは、システム総合で500kW(680ps)と870Nmを発生し、0→100km/h加速は4.2秒を誇る。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事