『ホンダ・フィット』がラインナップ見直し! マイナーチェンジでRSイメージの新グレード追加 快適装備も充実

公開 : 2026.07.09 11:00

7月9日、ホンダはコンパクトカーの4代目『フィット』をマイナーチェンジ。2001年の初代登場以来、日本国内累計販売台数は325万台を超え、ちょうど25年となる今年、現行型に改良を施しました。篠原政明が解説します。

シンプルなグレード体系に変更

7月9日、ホンダはコンパクトカーの『フィット』をマイナーチェンジ。翌10日から発売する。

MM思想(マンマキシマム・メカミニマム:人と荷物のスペースは最大に、機械のスペースは最小に)から、フロントシート下にガソリンタンクを配したセンタータンク方式を採用し、初代フィットが誕生したのが2001年。以来、日本国内におけるシリーズ累計販売台数は325万台を超えた(フィット アリア、フィット シャトルなどを含むシリーズ累計)。

ホンダがフィットのマイナーチェンジを発表。左が『RS』、右が『Z』。
ホンダがフィットのマイナーチェンジを発表。左が『RS』、右が『Z』。    山本佳吾

心地よさを追求し『人の生活に寄り添う』ことを目指した現行型フィットは2020年に発表された4代目にあたるが、初代フィット誕生から25年、現行型にマイナーチェンジが施された。

今回はラインナップ見直しが図られた。従来の『ベーシック』(BASIC)を『X』に、『ホーム』(HOME)を『Z』にそれぞれ変更し、『リュクス』(LUXE)はフェードアウト。『RS』と『クロスター』(CROSSTAR)は装備を充実させて、ハイブリッド専用とした。ガソリン車はZとXのみで選択が可能だ。

グレードの棲み分けとしては、以下のようになる。

・X:シンプルな装備のエントリータイプ
・Z:スポーティなデザインと充実した快適装備を備えるスタンダードタイプ
・RS:デザインと走りの質にさらにこだわったスポーティタイプ
・クロスター:週末の外出などアクティブライフに応えるタイプ

中核グレード『Z』をスポーティなデザインに

現行型フィットは、ライバルのコンパクトカーに比べて『実用的』、『室内が広い』、『運転がしやすい』イメージはあるものの、スポーティなイメージが弱かった。

そこで今回のマイナーチェンジではコンセプトを『スポーティ&コンフォート』とし、中核グレードとなるZをスポーティグレードのRSに似たイメージとして、シリーズ全体のスポーティイメージを高めた。

中間グレードの『ホーム』を『Z』へ変更。スポーティイメージを高めている。
中間グレードの『ホーム』を『Z』へ変更。スポーティイメージを高めている。    山本佳吾

具体的には、まずエクステリアではフロントグリルと前後バンパーにRSデザインを採用。シャークフィンアンテナはボディ同色とし、フルホイールキャップもシャークグレー塗装に変更して、全体的にシャープなスタイリングとした。

ボディの艶感を向上

インテリアでは、ステアリングホイールには本革巻き3本スポークタイプを採用。ドリンクホルダーやセレクトレバーエスカッション、ステアリングホイールのスイッチをブラックに変更するなど、ブラックを基調としたインテリアがドライビングの高揚感を高めている。

また、運転席&助手席シートヒーターやUV+IRカットフロントドアガラス、IRカットフロントガラスを標準装備して、高い快適性も備えている。さらに、外装塗料に使用するクリア剤を変更することで、ボディの艶感を向上させている。

ブラックを基調としたインテリア。ステアリングは本革巻き3本スポークタイプを採用する。
ブラックを基調としたインテリア。ステアリングは本革巻き3本スポークタイプを採用する。    山本佳吾

ボディカラーのラインナップも変更され、RSは5色、クロスターは6色、Zは7色、Zは4色を設定。ちなみに訴求色は、RSはスレートグレーパール、クロスターはボタニカルグリーンパール、Zはシーベッドブルーパールとなっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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