マセラティをベッカムがプロデュース MC20/グレカーレ フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクション 

公開 : 2023.06.19 12:25

マセラティをデビッド・ベッカムがプロデュース。初のフォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションであるMC20とグレカーレが発表されました。

マセラティ初のフォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクション

第一弾をデザインしたのは、スタイルのパイオニアでありグローバル・ブランド・アンバサダーでもあるデビッド・ベッカム。彼がデザインしたフォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションには、クルマを愛してやまない方に向けて自分だけの究極のイタリアン・ラグジュアリースポーツカーを作ってほしいという願いが込められている。

マセラティのクラシックカーに寄せる彼の情熱と、サヴィルロウ仕込みのサルトリアルファッションにインスピレーションを得て、デビッド・ベッカム氏は今回2台のフォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションを手掛けた。彼はマセラティを代表する時代を超えた現代的かつ個性的なコンフィギュレーションを持つ車種でコレクションをデザインした。

マセラティMC20フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションとデビッド・ベッカム。
マセラティMC20フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションとデビッド・ベッカム。

1台目は1967年のマセラティ・ギブリ・クーペにインスパイアされたMC20

1台目はマセラティが2020年に満を持して発表したスーパースポーツMC20がベースとされる。エクステリアカラーにはナイトインタラクション(Night Interaction)と呼ばれる深みのあるブルーに塗られ、インテリアには茶褐色のレザーが組み合わされる。これは1967年のマセラティ・ギブリ・クーペに魅了されたデビット・べッカムのチョイスだ。

2つのヘッドレストの間にはマセラティとベッカム氏のコラボレーションを祝した特別メタルプレートが配される。

マセラティMC20・フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションと1967年発売のマセラティ ギブリ クーペ
マセラティMC20・フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションと1967年発売のマセラティ ギブリ クーペ

2台目はマセラティ・クアトロポルテ・ロワイヤルへのトリビュートを表したグレカーレ

2台目は、マセラティが2022年に発表した新型コンパクトSUVであるグレカーレをベースに1986年にわずか51台しか生産されなかったマセラティ・クアトロポルテ・ロワイヤルへのトリビュートを表して、ヴェルデ・ロワイヤル(Verde Royale)と呼ばれる深緑のボディカラーとインテリアの内張りにはあたたかなブラウンのレザーを組み合わせる。

こちらは2つのフロントシートの間にあるセンタートンネルにマセラティとベッカム氏のコラボレーションを祝した特別メタルプレートが配される。

マセラティ・グレカーレ・フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションと1986年発売のマセラティ クアトロポルテ ロワイヤル。
マセラティ・グレカーレ・フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションと1986年発売のマセラティ クアトロポルテ ロワイヤル。

フォーリセリエ「特注品」に込められたマセラティの想い

マセラティは近年、いくつかのモデルにおいてのオーダーメイドのカスタマイズプログラムを発表していた。

2020年にはギブリ、クアトロポルテ、レヴァンテにおいて2つのコンセプトを持つフォーリセリエを発表。

昨年の秋にはグレカーレにおいてミッションフロムマースを発表、「フォーリセリエ」の可能性をアピールするとともに、日本においてもカスタマイズ・オプションとしてフォーリセリエを拡充させていくとした。

今回のフォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションの発表からも、誰もがデビッド・ベッカム氏と同様に、幅広いカスタマイズオプションの中から機能を選びもっと自らの個性や情熱をマセラティで存分に表現していってほしいというマセラティ想いがうかがえる。

なお今回発表のマセラティ・デビット・ベッカム・フォーリセリエ・エッセンシャルズ・コレクションの2台は近日中に注文が可能とのこと。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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