レクサスCT200h バージョンL

公開 : 2014.02.26 21:03  更新 : 2017.05.29 19:24

しかし、そのいっぽうで、加速感がリニアになっただけで、クルマの印象がこれほどまでに変わるものかとも思う。ともすれば、「エントリーモデルだし、プリウスと同じハイブリッドだし、燃費とクルマの質感以外はあまり期待していない」と思われていたCT200hでも、走る楽しさを十分に享受できる。ボディやサスペンション、そしてCVTのアップデートは十分な効果をもたらしてくれたと評価できるだろう

最後まで残されたCT200hにもスピンドルグリルを与えたことによって、レクサスの統一ルックス化は完成をみた。こうした見た目の統一感だけが先行しがちだが、走りでもプレミアムブランドであることを伝えるべく、細かなアップデートを重ねている。16インチホイールと17インチホイールの乗り心地に差を感じるなど、多少のリクエストはあるものの、プリウス系のハイブリッドは、「燃費は良いけど退屈」という評価を払拭する、ひと皮むけた走りをCT200hから感じ取ることが出来る。

実は愛車(2009年式ドイツ製コンパクトカー)の車検を機に、代替候補としてCT200hをディーラーに見にいった。筆者の例で恐縮だが、そんなこれまでの欧州車ユーザーにも注目して欲しいのが、新しいCT200hである。で、商談の結果は? 予算面の折り合いを付けるのがまずは先決だが、(消費税も上がることだし)心は大きく揺らいでいるとだけお伝えしておこう。

(文・櫻井健一 写真・花村英典)

レクサスCT200h バージョンL

価格 448.0万円
0-100km/h na
最高速度 na
公称燃費(JC08モード) 26.6km/ℓ
CO₂排出量 87g/km
車両重量 1440kg
エンジン形式 直4DOHC, 1797cc
エンジン配置 フロント横置き
駆動方式 前輪駆動
エンジン最高出力 99ps/5200rpm
エンジン最大トルク 14.5kg-m/4000rpm
圧縮比 13.0:1
変速機 電気式無段
モーター出力/トルク 82ps/21.1kg-m

システム出力/トルク 136ps/―

馬力荷重比 94.4ps/t
全長 4350mm
全幅 1765mm
全高 1460mm
ホイールベース 2600mm
燃料タンク容量 45ℓ
荷室容量 375ℓ
サスペンション (前)マクファーソン・ストラット
(後)ダブルウイッシュボーン
ブレーキ (前)Vディスク
(後)ディスク
タイヤ 215/45R17

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