いいぞ、ホンダ新型「Nボックス」! デザイン/内装の注目点は? 2023年秋にフルモデルチェンジ

公開 : 2023.08.03 11:46

新型「ホンダNボックス」を撮影! 3代目の外観・内装の注目点をご紹介します。標準系とカスタム、皆様はどちらがお好みでしょうか?

想いは「ハッピーリズムボックス」

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

ホンダが、2023年秋にフルモデルチェンジする軽乗用車の新型「Nボックス」について、デザインを先行公開した。

発売日は未発表だが、8月に先行予約の受け付けを開始する。

デザインが先行公開された新型ホンダNボックス(プラチナホワイトパール)。Nボックスとして3代目となる。
デザインが先行公開された新型ホンダNボックス(プラチナホワイトパール)。Nボックスとして3代目となる。    池之平昌信

前述のとおり、今回公開されたのは内外観のデザインのみ。

エンジンなどのパワースペックやグレード、車両価格などは正式な発表に向けて随時公開されていく予定だ。

「軽」という限られたサイズ枠ゆえ、全長は3395mm、全幅は1475mmという数値は変わらない(変えられない)はず。おそらく、全高も従来型は1790〜1815mmだったが、この数値もほとんど変わらないだろう。

バリエーションも、従来型と同様、標準系の「Nボックス」とカスタム系の「Nボックス・カスタム」がラインナップされるのも変わらない。

では、先行公開されたデザイン面を中心に、新型Nボックスの概要を紹介していこう。

標準系 瞳のようなヘッドライト

「ハッピー リズムボックス」というコンセプトのもと、エクステリア・デザインを担当した小向貴大氏は、まずNボックスのコア価値である広いキャビンを包み込む構造体を骨格で表現。

歴代モデルの特長である、ルーフからサイドシルを1つの大きな塊で見せる立体的な表現を用いた。さらに、前後バンパーのコーナーにボリュームを持たせ、スタンスの良さや走りを感じさせる“踏ん張り感”を与えている。

新型ホンダNボックス(プラチナホワイトパール)。奥は、Nボックス・ファッションスタイル(オータムイエローパール)。
新型ホンダNボックス(プラチナホワイトパール)。奥は、Nボックス・ファッションスタイル(オータムイエローパール)。    池之平昌信

標準系のNボックスでは、遠目に見ても「Nボックスだ!」と分かるシルエットを踏襲し、それでいながらバンパーにボリュームを持たせて普通車に匹敵する安定感を目指した。

瞳を思わせる特徴的なヘッドライトは、ミリ単位でデザインを吟味し立体感ある造形とし、ディテールまで作り込んだ。

テールライトはライセンスランプも含めてフルLED化され、従来型同様の縦型を踏襲しながらボディ面とスッキリ一体化、メリハリのあるグラフィックが与えられている。

フロントグリルはボディ同色のフレームレスで、開口部は“シンプル家電”のような丸型を採用。給油リッドにはヘコミを設け、押す位置を認識させている。

カスタム系 品格の横一文字ライト

Nボックス・カスタムの方は、デザインキーワードが「プラウド リズム」。

他車に威圧感や力強さを押し付けない、自分自身が誇りを持って乗れる、品格をまとったエクステリアを目指している。

新型ホンダNボックス・カスタム(トワイライトミストブラックパール)
新型ホンダNボックス・カスタム(トワイライトミストブラックパール)    池之平昌信

左右のポジションライトと中央のグリルライトを繋いだ横一文字ライトが、加飾に頼らないワイド感と最上級グレードとしての品格を演出。

ヘッドライトにはホンダ初のダイレクトプロジェクション式LEDを採用した。

ターンシグナルは従来型よりLEDの数を増し、より滑らかに発光するシーケンシャルタイプ。テールライトの形状は標準のNボックスと同じだが、カスタム伝統のクリアタイプを踏襲した。

さらに、光の当たり方で表情が変化する立体感のあるフロントグリルや、エアロダイナミクスを考慮したデザインの前後バンパーやリアスポイラーなど、カスタム専用のパーツが与えられている。

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    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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