こりゃ待てん… 海外で話題集める2024年の最新モデル 小型SUVからハイパーカーまで

公開 : 2023.12.02 18:05

・2024年に英国で発売予定の新型車32台を一挙紹介。
・アルファロメオの小型SUVから、ゼンヴォのハイパーカーまで。
・日本未導入の有力ブランドも多数紹介。

2024年に登場予定の新型車

日が短くなり、冷たい風が吹き始めると、来年はどんな新型車が登場するのか気になってしまう。そこで今回は、アルファ・ロメオからゼンヴォまで、2024年に英国で発売予定のニューモデルたちを見ていきたい。

電動化や安全規制、新興ブランドの台頭など、何かと話題に事欠かない欧州市場。中でも英国は、右ハンドルながらも非常に数多くのモデルが投入される注目のマーケットだ。来年はシトロエンの低価格電動クロスオーバーやミニ・クーパーなど、重要なモデルがいくつも登場するエキサイティングな年になりそうだ。

2024年を飾るニューモデル32台を一挙紹介。
2024年を飾るニューモデル32台を一挙紹介。    AUTOCAR

もちろん、EV(電気自動車)だけでなく、フェラーリ・ローマ・スパイダーランボルギーニレヴエルトのようなスーパーカーの登場も期待されている。また、ミニバンからSUVに鞍替えしたルノー・セニックや、レンジローバー初のバッテリーEVといった話題のトピックも目白押しである。

日本未導入のブランド/モデルも多いが、日本車メーカーが海外でどのような相手と競争しているのか、現地の様子をイメージしながら読んでいただければ幸いだ。

アルファ・ロメオの小型SUV

リーク画像により明らかになったアルファ・ロメオ初のEVは、フィアット600eジープアベンジャーの兄弟車となるクロスオーバーである。2018年にミトが姿を消して以来のアルファ・ロメオ最小のモデルとなり、「コーダ・トロンカ」と呼ばれるリアエンドなど新しいデザイン言語を導入する。マイルドハイブリッド版やガソリンエンジン版も登場すると予想されているが、詳細についてはまだ発表されていない。

アルファ・ロメオの小型SUV(リーク画像を基に作成した予想CGイメージ)
アルファ・ロメオの小型SUV(リーク画像を基に作成した予想CGイメージ)    AUTOCAR

アウディQ6 eトロン

EVのQ6 eトロンは最新テクノロジーに重点を置いており、最長600kmの航続距離と270kWの充電機能、そして高性能な電動パワートレインを導入する。インテリアでは、多数のタッチスクリーンのほか、ドライバーの好みを学習し、その習慣に応じてエアコンなどの機能を自動的に作動させるという新しいデジタルアシスタントが搭載される。

アウディQ6 eトロン
アウディQ6 eトロン

アウディQ8

アウディQ8は、今回のマイナーチェンジでインフォテインメント・システムが変更され、フロントとリアのライトも刷新された。ハイパフォーマンスモデルのSQ8にも同様の改良が施されている。取材で得た情報によると、最上位のRSQ8も今後数か月のうちにマイナーチェンジが発表されるようだ。

アウディQ8
アウディQ8

BMW X2/iX2

第2世代となる新型X2は、電動パワートレインを始めて導入する。EVのiX2には最高出力313psと最大トルク50.3kg-mのデュアルモーターが搭載され、航続距離は最長449kmを謳う。しかし、これでも「最速」というわけではない。最上位のX2 M35iは、最高出力300psのガソリンエンジンによって0-100km/h加速を5.4秒(iX2より0.2秒速い)で達成する。

BMW X2/iX2
BMW X2/iX2

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    英国編集部ビジネス担当記者。英ウィンチェスター大学で歴史を学び、20世紀の欧州におけるモビリティを専門に研究していた。2022年にAUTOCARに参加。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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