【雨でもアツい蛇遣い】アルファ・ロメオが約400台、富士に集結

公開 : 2024.07.04 17:05

6月29日、アルファ・ロメオ初のオフィシャルイベント「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」が、富士スピードウェイで開催されました。

ファン待望、初のオフィシャルイベント

記念すべき催しが朝から雨という生憎の展開となったが、初回にもかかわらず384台の新旧アルファ・ロメオが集結(ドライビングアカデミーに参加した19台を含む)。総参加者数685名という規模にて実施された。そう、アルファ・ロメオのユーザーはアクティブなのだ。第1回目としては大成功だったといっていい。

今イベントは募集台数200台の無償プログラムで、1台あたり最大4名まで乗車可能であった。そのため、数多くのイタリア車好きが集まったのだ。

パレードランに申し込んだ100台のオーナーは「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」に抽選なしで参加可能だった。
パレードランに申し込んだ100台のオーナーは「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」に抽選なしで参加可能だった。    高桑秀典

アルファ・ロメオが主役となるプログラムが用意されたが、参加車両のブランドおよびモデル指定が無かったため、国産車やドイツ車で参加した自動車趣味人も参加。

今回の「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」をきっかけにイタリア車のオーナーになってしまう好事家が、少なからずいると思う。きっと次回は精悍なアルファ・ロメオで参加してくれるはずだ。

有償プログラムの「アルファ・ロメオ ドライビングアカデミー」は、ジュリア/ステルヴィオ・クアドリフォリオ(限定車含む)、ジュリアGTA/GTAm、ジュリア/ステルヴィオ・クアドリフォリオ100thアニヴェルサリオのみが対象。

愛車の性能を最大限まで発揮させ、レッドゾーンまで素早く吹け上がるエンジンの豪快なサウンドを高速域で堪能しながら富士スピードウェイを駆け抜けることができた。

インストラクターは、谷口信輝選手や藤井誠暢選手をはじめとする第一線で活躍中の著名なレーシングドライバー。レーシングタクシーをはじめ、先導走行時にストレートを250km/hオーバーで通過することを目指すというメニューまで用意されていた。

ステランティス・ジャパン代表取締役社長の打越晋氏によると、今回のイベントはアルファ・ロメオのスポーティネスを理解してもらいやすいドライビングアカデミーを核とし、クアドリフォリオの究極のパフォーマンスを改めて訴求。

無償プログラムの「ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024」と、募集台数が先着100台となる有償プログラムの「オーナー限定パレードラン」を併催する流れとなった。

大倉士門さんによるトークショーやじゃんけん大会も

ステージトラックでは、タレントの大倉士門さん、自動車ジャーナリストの嶋田智之さん、モータースポーツのレポーターとして活躍している井澤エイミーさんによるトークショーを実施。

大倉さんは、父親が長きにわたってアルファ・ロメオの販売を手がけていることもあり、自らもジュリエッタを愛用。インタビューの際には、「アルファ・ロメオは世界で一番カッコいいクルマで、今後、ステルヴィオ・クアドリフォリオと4Cを増車するのが夢」と話してくれた。

イベントはじゃんけん大会や抽選会、新車&ヒストリックモデルのピット内展示、SNS投稿への社長賞の授与など、盛りだくさん。
イベントはじゃんけん大会や抽選会、新車&ヒストリックモデルのピット内展示、SNS投稿への社長賞の授与など、盛りだくさん。    高桑秀典

「僕が幼稚園とか小学校1年生ぐらいのときに、お父さんがいろんなアルファ・ロメオに乗って帰ってきてくれて、どのモデルもカッコよく、自分の中でのスターになりました。もっと僕にもお金を使ってよ、とも考えていましたが」と笑う。

「25歳までに父親が勤務しているアルファ・ロメオ・ディーラーで自分のアルファ・ロメオを買うことを夢として頑張り、25歳の誕生日にジュリエッタを買いました。いま32歳なので8年目になりますね。今日も乗ってきました」とのことだ。

大倉士門さんによると、奥さまのみちょぱさんと7歳下の弟をジュリエッタに乗せて走ることもあるらしく、自分よりも若い層にもっとアルファ・ロメオの魅力を伝えていきたいのだという。

「妻と僕とクルマで移動しているときは、まるで3人で出かけているような気がします」とも話し、生涯アルファ・ロメオにしか乗らないと公言している彼の本気度は相当高いと感じた。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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