テスラ・モデル3 欧州で100万台達成 改良でさらに商品力アップ? 新型は価格引き下げも

公開 : 2023.10.25 06:45

・テスラの主力EV、モデル3の欧州販売台数が100万台を突破。
・2016年投入の小型セダン、9月には大幅改良を発表したばかり。
・改良後の価格は、一部地域で値下がりも。

テスラの主力EV 電動化の波に乗る

米国の自動車メーカーであるテスラは、小型EVのモデル3の欧州での販売台数が100万台に達したと発表した。来年1月には改良新型の納車開始を控えている。

テスラは欧州市場で2009年にロードスター(2008~2012年生産)を限定販売した後、2012年にモデルS、2015年にモデルXを発売。その後、2016年にモデル3、2020年にモデルYを投入した。

テスラ・モデル3
テスラ・モデル3    テスラ

調査会社のジェイトー・ダイナミクスによると、4車種の2022年の欧州販売台数は23万2066台に達する。そのうち13万7052台がモデルY、9万1475台がモデル3である。

モデル3は2017年に発売された小型セダンタイプのEVである。今年9月1日にはマイナーチェンジを施した改良新型を発表し、内外装のデザインや装備を一新した。

10月上旬、改良新型モデル3が英国で発売されたが、改良前より大幅に価格を引き下げている。英国価格は3万9990ポンド(約730万円)からで、今年初めに大幅値下げが行われた従来モデルの最廉価グレードよりもさらに3000ポンド(約55万円)安くなっている。

この価格はシングルモーターのRWD車のもので、1回の充電での航続距離は最長553km(オプションの19インチホイール装着時は512km)とされ、最大170kWの速度で充電可能だ。

ツインモーターのロングレンジAWD車は、価格が4万9990ポンド(約915万円)、航続距離677km、最大充電速度が250kWとなる。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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