スバル・レガシィB4 2.5i Eysight tS
公開 : 2013.11.11 17:28
うれしい驚きは、このtSの操縦性のリズムが2.5ℓ自然吸気のレスポンスやトルク特性にもピタリと合っていることだ。クルマ全体の統一感は、もしかしたら従来のターボ以上かも。いやホント、お世辞ぬきに、ここまでピタッと一発操作で走れて、疲れにくいクルマは希少だろう。
そうした職人芸の調律が決まっているレガシィtSゆえに、あえてひとつツッコミを入れるとすれば、それはスロットルマッピングである。知っている人も多いように、レガシィには“SIドライブ”というパワートレイン統合制御セレクターが備わり、tSでもそのまま使う。手元のダイヤルで“i”、“S”、“S#”を選ぶと、それぞれにスロットル開度カーブが変わる。ご想像のとおり、iが踏みはじめで鈍く、Sが最もリニアに近く、そしてS#がかなりアグレッシブな設定だ。しかし、tSの波長からはどれも微妙なズレがなくはなく、個人的にはiとSの中間カーブがほしいと思えた。
……ってなことを前出担当氏にぶつけてみると「やはりそうですか、それは開発中も議論になって」との回答。もちろん電子制御スロットルなのでそこをイジることは技術的にむずかしいことではないという。しかし、そこをイジってしまうと、認証コストその他で、価格は今のレベル(2.5iアイサイトSパッケージ比で68.25万円高)を大きく超えるものになってしまう。担当氏がマジでちょっと口惜しそうなのが印象的だった。
しかし、それはあくまで本当に微妙なもので、tSの致命的弱点というほどではない。逆にいえば、そんなことまで問題になるほど、tSの調律レベル、つくり手の念が強いということである。
(文・佐野弘宗 写真・神村聖)
スバル・レガシィB4 2.5i Eysight tS
| 価格 | 352.8万円 |
| 車両重量 | 1500kg |
| 燃費(JC08モード) | na |
| CO₂排出量(JC08モード) | na |
| エンジン形式 | F4DOHC、2498cc |
| エンジン配置 | フロント縦置き |
| 駆動方式 | 四輪駆動 |
| エンジン最高出力 | 173ps/5600rpm |
| エンジン最大最大トルク | 24.0kg-m/4100rpm |
| 馬力荷重比 | 115.3ps/t |
| 比出力 | 69.3ps/ℓ |
| 圧縮比 | 10.0 |
| 変速機 | CVT |
| 全長 | 4755mm |
| 全幅 | 1780mm |
| 全高 | 1490mm |
| ホイールベース | 2750mm |
| 最低地上高 | 135mm |
| 乗車定員 | 5名 |
| 燃料タンク容量 | 65ℓ |
| 指定燃料 | 無鉛レギュラー |
| 荷室容量 | 480ℓ |
| サスペンション | (前)ストラット |
| (後)ダブルウィッシュボーン | |
| ブレーキ | (前)Vディスク |
| (後)Vディスク | |
| 標準タイヤサイズ | 225/45R18 |

