Juju(野田樹潤)ブログ

2019.02.11

12歳のプロレーサーから、13歳のプロレーサーになったJuju(野田樹潤)の連載。第16話は、そんなJujuを育てたお母さまが主人公です。「お母さん」へのJujuの気持ち、「お母さん」のまなざし。レースファン以外の心に染みわたるのではないでしょうか。

第16話:Jujuの育て方、お母さんに聞いてみた 前編 ー Juju(野田樹潤)ブログ

photo:Kazuyuki Omori(大森和之)

もくじ

お母さんからみたJuju
わたしからみた「お母さん」
危ないからやっちゃダメ?

お母さんからみたJuju

今回は、お母さんとの話を書こうと思います。

お母さんは、元バレエダンサーで、バレエの先生としてたくさんの子どもたちを教えていたこともあるんですよ。

前にもお話したけれど、体幹トレーニングも遊んでる感覚で一緒にやったりしています。

まず、「わたしってどんな子?」ってきいてみると、こんなふうに話してくれました。

「Jujuは、ひとをとってもよく見ているよね。そして、自分で考えて何かをつくるのが好きだよね。たとえば、ウチにお友達が集まったときに、ひとりで台本を作って、『あなたはこの役ね!』って配役して、衣装まで考えて。『じゃ、今から発表するから見ててください!』って、踊りも入れた劇を見せてくれたり。あれはすごく楽しいよね!」

あ、やるやるー!

「それに、何かを手作りするのも好きだよね。いらない箱があったら、弟と一緒にくっつけて工作したり」

たしかに、工作も好きだな。

「自分で考えて何かをつくることって、すごくいいことだなって思うのね。ひとから言われたことだけをやるんじゃなくて、自分で考えて行動できるというのは、レーサーにとっても必要な能力なんじゃないかな」

そっか。そんな風にわたしのことを見てくれていたんだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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