Juju(野田樹潤)ブログ

2020.02.29

【Juju(野田樹潤)ブログ】第26話:デンマークでマシン引き取り たいへんなのは、これから

トラブルつづきの引き取り 感謝!

こうして無事に届いたスペアマシン。

仕上がりが楽しみなマシンなんですが、このマシンを引き取りに行ってくれたのがお父さんとNODAレーシングのスタッフの2人でした。

2人でイギリスからデンマークまでトラックで渡って、2台のマシンを載せて整備の場所まで移動する予定だったんですが、突然のアクシデントが!

なんと、スタッフが飛行機に乗り遅れてしまって、お父さんが普段は乗り慣れていない大きなトラックをひとりで運転して、デンマークにある整備拠点に向かったというんです。

それを後から聞いてビックリ~!

元レーサーで、運転は得意中の得意なお父さんでも、運転したのはすっごく大きなトラックみたいなんですよ。10tまではいかないけれど4tトラックよりは大きい、ぐらいの。全長で9m弱はあった、というのはかなり大きいですよね~。

「普段から大きなモーターホームを運転してるから問題ないよ」とは言っていたけれど、さすがに最初は焦ったんじゃないかな~?

さらに、イギリスからデンマークまでの距離も1600kmぐらいあって、その長い距離を時速90キロまでで走らないといけないので、丸2日間もかかったみたいです。

「2日間もひとりっきりで運転なんて、寂しかったでしょう?」

ってきいたら、

「そうでもないよ! 普段できない経験だったし、日本にいれば、まったくひとりだけの時間なんてないから、新鮮で楽しかったよ! トラックってさ、意外と乗り心地がいいんだよね、静かだし」

「高速道路ではクルーズコントロールをセットしておけばラクに運転できるし、街中をなるべく通らないで行ったのも、良かったかな」

って。

へぇ~~! 意外と楽しかったんだ。わたしは一緒に行けなかったけれど、それって逆に良かったってこと?

記事に関わった人々

  • 執筆

    Juju(野田樹潤)

    Juju Noda

    2006年生まれ。3歳でカートを始める。経験を積み、9歳で最年少デビューを果たしたFIA-F4マシンでは11歳で「U-17大会」に出場。2018年にはF3マシンに挑戦し、2020年はデンマークF4参戦デビューウィン。2021年はアメリカF4 USとデンマークF4。2022年は「Wシリーズ」ドライバーオブザイヤーを獲得。2023年に獲得したユーロフォーミュラのウィナー、ZinoxF2000のチャンピオンはいずれも女性初。2024年日本最高峰レースのスーパーフォーミュラに史上最年少、日本人女性初のデビューを果たす。目標は「日本人初の女性F1/フォーミュラEのドライバーになって、チャンピオンになること」
  • 編集

    上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。
 
 

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