アルファ・ロメオ、10台のみ特別仕様『ジュリア・クアドリフォリオ』発表 「赤い月」テーマの空力強化モデル

公開 : 2026.01.10 07:45

アルファ・ロメオの新部門が過激な限定モデル『ジュリア・クアドリフォリオ・ルナ・ロッサ』を発表しました。セーリングチームとのコラボで、空力性能を高めるエアロパーツと特注のカラーリングが用意されています。

有名なセーリングチームとコラボ

アルファ・ロメオは新部門『ボッテガ・フォーリセリエ』初のモデルとして、エアロパーツを多数備えた『ジュリア・クアドリフォリオ』の限定仕様車を公開した。

イタリアのセーリングチームにちなみ『ルナ・ロッサ(Luna Rossa)』と名付けられたこのモデルは、クアドリフォリオ史上最も過激なモデルとして位置付けられている。

ブリュッセル・モーターショーで公開された『ジュリア・クアドリフォリオ・ルナ・ロッサ』
ブリュッセル・モーターショーで公開された『ジュリア・クアドリフォリオ・ルナ・ロッサ』    AUTOCAR

ルナ・ロッサで注目すべきは、エアロダイナミクスだ。フロントにはカナード、サイドにはカーボンファイバー製スカートが装着されている。リアには攻撃的なウイングが配置され、これはルナ・ロッサのヨットの水中翼に着想を得たものだが、揚力ではなくダウンフォースを発生させるため逆向きに設計されている。

一連のエアロパッケージにより、300km/hで最大140kgのダウンフォースを発生。これは標準仕様のジュリア・クアドリフォリオの5倍に相当する。

特注のエアロとカラーリング

ボンネット下には最高出力520psのツインターボ2.9L V6エンジンを搭載し、サウンドの魅力を高めたアクラポビッチ製エグゾーストが装着される。

室内では、従来のスパルコ製バケットシートに、ルナ・ロッサのクルーが着用する救命胴衣をモチーフにしたグレー地に赤いストライプを施している。このグレーと赤のデザインは、ボディのカラーリングにも反映されている。

ブリュッセル・モーターショーで公開された『ジュリア・クアドリフォリオ・ルナ・ロッサ』
ブリュッセル・モーターショーで公開された『ジュリア・クアドリフォリオ・ルナ・ロッサ』    AUTOCAR

ジュリア・クアドリフォリオ・ルナ・ロッサは合計10台のみが生産される予定だが、現時点では販売地域の詳細は不明だ。価格も未確定だが、標準車よりも大幅に高くなる可能性が高い。

アルファ・ロメオは昨年、兄弟ブランドのマセラティとともにカスタマイズ専門の新部門としてボッテガ・フォーリセリエを立ち上げた。これは、ポルシェアストン マーティンベントレーといった高級車メーカーに続く動きだ。

こうした事業は非常に収益性が高く、ブランドの安定性を確保する上で大きな役割を果たすと期待されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・マーティン

    Charlie Martin

    役職:編集アシスタント
    2022年よりAUTOCARに加わり、ニュースデスクの一員として、新車発表や業界イベントの報道において重要な役割を担っている。印刷版やオンライン版の記事を執筆し、暇さえあればフィアット・パンダ100HP の故障について愚痴をこぼしている。産業界や社会問題に関するテーマを得意とする。これまで運転した中で最高のクルマはアルピーヌ A110 GTだが、自分には手が出せない価格であることが唯一の不満。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事