[アバルト70年の歩み]特別コンテンツ

スーパーカー対決 フェラーリ458イタリアとライバルたち 回顧録 前編

2019.01.03

100字サマリー

フェラーリ458イタリアのデビューを受け、2010年最高のスーパーカーの座を賭けて名だたるライバルたちとの対決に臨みました。登場するのはレクサスLFA、ポルシェ911GT3RS、ノーブルM600の3台です。それぞれ独特のキャラクターを見せてくれました。

もくじ

スーパーカー4台を同時にテスト
2010年最高のスーパーカーは
911の独特なサウンド
パワーウエイトレシオで劣る911
昔ながらのMTを搭載
パワーで圧倒するM600
快適性は皆無
衝撃的なルックスのLFA

スーパーカー4台を同時にテスト

グループテストが始まろうとしている駐車場に4台ものとびきりレアなスーパーカーがずらりと並んでいる様は、さすがに圧巻だ。現時点で最新の現行型ポルシェ911 GT3は英国にわずか34台しかない。従ってこれ1台を見つけただけでも驚くには十分なのだが、その隣に駐車しているのは鮮やかな黄色のフェラーリ458イタリア。

車両本体価格およそ2800万円の458は新しい「ベイビー」フェラーリで、570psの出力と0-200km/hを10.4秒で加速するという実力である。ところが普段と違うのは、このフェラーリが今回この中でもっとも高価なクルマではないということだ。しかも2番目に高いクルマですらない。駐車場で隣に並んでいるノーブルM600は20万ポンドというプライスタグを下げるのだ。

ノーブルを今回の仲間に入れたのは、町で一番有名なスーパーカー工房の作品を比べてみたかったせいもあるが、同時にこのクルマは、ブガッティ・ヴェイロンを別にすれば動力性能のベンチマークであるからでもある。フェラーリと、そして今回の中では最も高価なクルマとなる超スペシャルで超レアなレクサスLFAとを比べるためのベンチマークとしては最適だ。

どのクルマよりも長い開発の期間を経て、レクサスとトヨタの頂点に輝くべきクルマがついにミッドランドのゆったりしたコーナーを優雅に疾走する姿を見せることになったが、この場がLFAの36万1000ユーロに達するプライスタグに似合うかどうかは多少疑問が残るかもしれない。

昨年われわれが最初にLFAに試乗した時には、価格は34万ポンドと見積もられていた。その後為替がポンド高となったので、価格は結局30万4000ポンドまで下がったが、それでも458の2倍近い値段であることに変わりはない。

 
最新試乗記