試乗 フェラーリ・ポルトフィーノ 600ps クイック過ぎるグランドツアラー

2019.01.25

サマリー

カリフォルニアにかわる新しいエントリーモデル「ポルトフィーノ」が英国に上陸しました。600psを備えつつ、毎日乗れるフェラーリとして実用性は最も優れているといえますが、クルマの性格付けとしては、ややどっち付かずの側面もあるようです。

もくじ

どんなクルマ?
フェラーリのエントリーモデルとして
よりシャープに、クイックに
どんな感じ?
入門モデルでも0-100km/hは3.5秒
毎日乗れるフェラーリ
驚異的なエンジンのレスポンス
日常使いにはクイック過ぎる
「買い」か?
グランドツアラーになりきれない
スペック
フェラーリ・ポルトフィーノのスペック

どんなクルマ?

フェラーリのエントリーモデルとして

あえて初めに言ってしまうと、もし読者が既にフェラーリのオーナーなら、ポルトフィーノは選ばないほうが良いだろう。フェラーリという孤高のブランドに対しての純粋な意見だ。

フェラーリ・カリフォルニアを購入したひとで、格上のフェラーリのモデルにその後買い替えた割合は、わずか30%に留まっている。残りの70%は、メルセデス・ベンツやベントレー、アストン マーティンへと流れているのだ。ミドシップのフェーラリF430スパイダーより実用性が高く、それでいてV型12気筒を搭載した599GTBと価格は大きく違わない、ライバルモデルへと。もちろん、カリフォルニアは黄色い盾のエンブレムが付いた、本物のフェラーリではあった。

2014年にアップデートされ、大ヒットとなったのがターボチャージャーを搭載したカリフォルニアT。フェラーリの長い歴史の中で最も数多く売れたモデルとなり、フェラーリ・オーナーは倍増することになった。カリフォルニアの登場で、新しい顧客を獲得することはできても、惹きつけてやまないほどのドライバーズカーではなかったからだろう。どこか柔らかすぎ、しかも良くでき過ぎていたのかもしれない。

 
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