メルセデスAMG『GLE 63』と『GLS 63』に新型フラットプレーンV8搭載 PHEVから移行 デザインも刷新

公開 : 2026.06.17 07:05

メルセデスAMGの大型SUV『GLE』と『GLS』に改良が実施されました。フラットプレーンクランクシャフトの新しいマイルドハイブリッドV8エンジンを導入し、ドライバビリティと燃費の向上を図っています。

2車種の高性能SUVが改良

メルセデスAMGは、『GLE』および『GLS』のマイナーチェンジを実施した。改良の一環として、新しいフラットプレーンクランクのツインターボV8エンジンを導入した。

プラグインハイブリッドからV8エンジンへの移行を進める中、メルセデスAMGはラインナップ全体にマイルドハイブリッドの『M117エボ』エンジンを展開している。

GLE 63 SクーペとGLS 63
GLE 63 SクーペとGLS 63    メルセデスAMG

従来の『GLE 63』および『GLS 63』は前世代のV8エンジンを搭載しているが、新型のエンジンでは燃費とドライビング体験の向上を目指している。

新しいV8の鍵となるのは、モータースポーツにインスパイアされたフラットプレーンクランクシャフトと、シリンダーの点火順序の見直しだ。これにより振動を低減し、パワーデリバリーを滑らかにしたという。さらに、燃料噴射システムの改良、新しい吸排気ポート、カムシャフトの再設計、そしてターボチャージャーハウジングの改良も行われている。

エグゾーストやデザインも変更

このV8エンジンは単独で612psと86.7kg-mのトルクを発生するが、これに48Vマイルドハイブリッドの統合型スタータージェネレーターが組み合わされ、23psを追加するとともに、トルクの立ち上がりを滑らかにする。

GLE 63では0-100km/h加速を3.9秒、GLS 63では4.2秒で達成し、最高速度はともに280km/hとなっている。

メルセデスAMG GLS 63
メルセデスAMG GLS 63    メルセデスAMG

他にも、フラップを自動調整してエンジン音を強調するエグゾーストシステムなど、さまざまな改良が施されている。

ボディロールを低減する改良型アクティブライドコントロール・システムが採用され、新エンジンの高トルクに対応するため、フロントおよびリアのドライブシャフトも強化された。GLSには、機敏性を高めるリアアクスル・ロッキング・システムも搭載される。

エクステリアとしては、AMG専用グリル、大型化されたエアインテーク、新しいライトとフロントデザインを採用。GLE 63は最大22インチのホイールを装着し、GLSは23インチまで対応する。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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