試乗 フェラーリ・ポルトフィーノ 600ps クイック過ぎるグランドツアラー
公開 : 2019.01.25 10:10
「買い」か?
グランドツアラーになりきれない
フェラーリというブランドの偉大な伝説や、近年のミドシップ・モデルが備える賢明な仕上がりは素晴らしいの一言。それに惹かれて、ポルトフィーノが多少目をつぶる部分の残るクルマだとしても、オーナーは恐らく受け入れるのだろう。ポルトフィーノからは、マラネロの自信に満ちた、ある種のエゴすら感じてしまうというのは言い過ぎだろうか。

オープントップにすれば素晴らしいエンジンノイズを楽しめ、極めて速く、刺激的。しかしどこか、グランドツアラーの枠に押し込められた、スーパーカーのような印象が拭えない。わたしとしては、よりスピードで劣り、重く、実用性も高くないとはいえ、乗り心地に優れ甘美なドライビングを味わわせてくれる、アストン マーティンDB11ヴォランテの方に親和性を感じてしまう。

多くのひとの日常の場合、アルプス山脈の九十九折で名高いラティコサ峠のような道を走る機会は、非日常だということを、フェラーリは覚えておくべきなのではないだろうか。
フェラーリ・ポルトフィーノのスペック
| 価格 | 16万6551ポンド(2298万円) |
| 全長×全幅×全高 | 4589×1938×1318mm |
| 最高速度 | 320km/h |
| 0-100km/h加速 | 3.5秒 |
| 燃費 | 9.3km/ℓ |
| CO2排出量 | 245g/km |
| 乾燥重量 | 1664kg |
| パワートレイン | V型8気筒3855ccツインターボ |
| 使用燃料 | ガソリン |
| 最高出力 | 600ps/7500rpm |
| 最大トルク | 77.4kg-m/3000-5250rpm |
| ギアボックス | 7速ツインクラッチ・オートマティック |































