ロードテスト ランボルギーニ・アヴェンタドール ★★★★★★★★☆☆

2019.06.30

快適性/静粛性 ★★★★★★☆☆☆☆

まぁ、この分野は専門外と思っていいだろう。アヴェンタドールSVJに、快適性や静粛性を求めるユーザーもまずいないだろう。われわれの知る限り、3速8500rpmで96dBという室内騒音レベルは、徹底的にカーボン素材を用いたナンバー付きサーキットマシンのセナに次ぐものだ。こうしたクルマに求められる快適性というのも、かろうじて街乗りできる程度といったところだろう。

SVJには少なくとも、ドライバーの手が届く範囲くらいはV12の輻射熱を弱めるエアコンが装備される。電動調整とヒーターを備えるシートは3000ポンド(約45万円)のオプションだ。ただし、ほかのランボルギーニに乗った経験がなければ、このシートが短距離しか耐えられないほど具合の悪いものだとは予期できないだろう。許容できるポジションはすぐに見つかるはずだが、パッドの性質や形状が過度に腰を圧迫する。

全般的な不快さは、プアな視認性や、エンジンと巨大なタイヤが奏でるノイズのアンサンブル、そしてつながりの悪いギアボックスなどが相まって生み出されている。最後のひとつは、自動変速モードを使うユーザーがまずいないだろうことを見越したものかもしれない。

そうはいっても、英国の公道を走らせたSVJは、LP700-4よりはるかにデリカシーがあり、おそらくアヴェンタドールとしてはもっとも妥協のない乗り心地であることは間違いない。ゴツゴツした古いB級道路でもない限り、ストラーダモードならサスペンションは機敏だが荒っぽいものではなく、もちろん速度を上げれば乗り心地はよりよくなる。

 
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