最終章 「夢の3台持ち」 あなたなら何えらぶ? 英国編集長の場合

公開 : 2017.05.07 17:00  更新 : 2017.06.01 00:20

いよいよ最終章。今回の「夢の3台持ち」の主人公は、AUTOCAR英国編集部の編集長、クロプリーです。「どれか1台が欠けると成り立たない」3台とは?

スティーブ・クロプリー(Editor-in-chief)の場合

・2003年製シトロエンベルランゴ・マルチスペース
・2015年製マツダMX-5
・2015年製フィアット500ツインエア

ほかのひとと比べると、どこか平凡でちょっぴり恥ずかしいクルマたちだ。華やかさや、速さ、先進性は感じないだろうが、どれもお値打ちなクルマであることは自信を持って言える。

3台のなかで、おのおののキャラクターはっしっかりしていて、同じようなクルマは持っていない。単純に全部のクルマの価値を合わせると320万円ほどといったところか。

わたしは、これら3台の組み合わせは、どれか1台が欠けると成り立たないと考えていて、つまりそれは違う形のものが最終的に1つのモノを生み出すジグソーパズルのピースのような関係性であるとおもっている。

数年前、シトロエン・ベルランゴはAUTOCARの長期使用報告車両でもあったが、テストが終わった際に真っ先に購入した。

家族は、ランドローバーディフェンダー推し(今ではとても買えない値段に高騰してしてしまっている)だったが、予算的な兼ね合いからシトロエンになった。

そのため、当初の要望よりも快適さ、小ささ、そして荷室の狭さなど、我慢すべき点がいくつも出てきた。また、信頼性においてもディフェンダーには及ばない。

しかしわが家にはこのクルマが適していた。16年も所有しているいま、このクルマはもはや旧友のような存在である。

さて次、MX-5(日本名:ロードスター)だ。


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