DS X E-テンス・コンセプト、北京で発表 2035年のビジョン示す

公開 : 2018.04.17 15:40  更新 : 2018.04.17 15:41

2015年にシトロエンから独立したフランスの新ブランド、DSは今月の北京モーターショーで未来に向けたコンセプトモデルを発表するようです。昨年の販売不振を受け、PSAグループ内でもいち早くEV化を進めることによって市場での勢力回復を目指します。

DS X-Eテンス・コンセプト発表

DSはX E-テンスと呼ばれるコンセプトモデルで、同社が考える2035年のビジョンを示すようだ。

すでにビデオが公開されたが、このクルマは今月行われる北京モーターショーに展示される予定だ。近未来的デザインと先を見据えたテクノロジーを備える。

DSが発表したビデオから得られる情報はわずかだが、長いボンネットを持つ2ドアクーペのようだ。ライトの造形は細かく、テールランプは網目状だ。

このクルマの名称から推測するに、2016年に発表されたE-テンス・コンセプトと技術的な共通点があるようだ。このクルマは2シーターのハイパフォーマンスGTであり、搭載されるリチウムイオンバッテリーにより408ps、52.7kg-mを発揮した。

カーボンモノコック製のシャシーを採用したこのクルマの航続距離は311km(完全な街乗り時は360km)と発表されている。

DSはPSAグループ内でもっとも早くEV化を推し進めている。このブランドは昨年38.5%もの需要低下を経験したが、市場の代替燃料化の流れを受けていち早く電動化することによって復権を目指している。

新しい7クロスバックがこの先駆けとなり、300psのE-テンス版が来年追加予定だ。モーターのみでの後続距離は97km程度とされている。それに続く形で、小型の電動SUVも投入される。

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