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2018.08.19

マクラーレン・セナ シャシーナンバー001は特別 「納車記念の旅」に同行

編集部より

マクラーレンだけを集めたサーキットイベントに参加するシャシーナンバー001のマクラーレン・セナとそのコンボイに、AUTOCARが同行しました。目的地のポールリカールまで約1300kmのロードトリップで、セナはどんな姿を見せてくれたのでしょうか?

もくじ

シャシーナンバー001 特別な存在
アルティメットシリーズ MSOカスタマイズ
中味が重要 素晴らしいエンジニアリング
驚異的なソリッド感 驚異的なノイズ
違いはエアロダイナミクス
オーナーと開発チーム 特別な関係
番外編:セナに乗るセナ

シャシーナンバー001 特別な存在

大金持ちの生活とはどんなものだろう? 有り余るほどのお金があって、豪華な家に、贅沢な暮らし、そしてもちろんクルマ。

デビッドはロンドン在住のビジネスマンでナイスガイだ。猛烈に働いて、われわれと同じように休みもとる。だが、彼が休日にドライブするのは、100万ポンド(1億4500万円)のハイパーカー、しかもシャシーナンバー001のマクラーレン・セナだ。もし自分がマクラーレンの工場で、そこのトップから直々にセナの鍵を受け取ったなら、ドチェスターあたりでブランチがてら、インスタグラムにアップするための写真撮影スポットを探し回るに違いない。

だが、いまデビッドがいるのはフォークストーンにあるユーロトンネルのターミナルだ。ポールリカールで開催されるマクラーレンだけを集めたサーキットイベントで、思う存分このクルマ走らせながら週末を過ごすのだから、朝から思わず笑顔になってしまうのも無理はない。

焼けつくような7月の太陽を浴びて、このクルマをさらに際立たせるカラーリングをまとったセナから少し離れて立っているデビッドは、休日に出かけるどこにでもいる40代にしか見えないかも知れない。だが、彼がはめている時計は、ほぼセナのオプションともいえる存在の15万ポンド(2181万円)もするリシャール・ミルであり、さらに彼のまわりには、今回の旅に同行するマクラーレンの一団が停まっている。


なぜなら、デビッドはマクラーレンのオーナーのなかでも特別な存在だからだ。同じオーナーでも、そこには違いがある。例え何台も購入したオーナーでさえ、越えられない壁があるのだ。570Sを購入したくらいでは、マクラーレンのトップやエンジニアリング部門の責任者との昼食に招かれたりはしない。

フェラーリも同様の首尾一貫したやり方を採用している。それでもマセラティを購入しようと思うだろうか?

488ピスタのオーナーか、フェラーリ・チャレンジシリーズに参戦していれば、ピスタ・ピロティを購入する権利が与えられる。さらに、何台もフェラーリを購入しているのであれば、F12 Tdfの購入権が与えられ、そのままいけば、さらにもう1台、本当に特別なモデル、フェラーリにおける聖杯とでも呼ぶべき存在、ラ・フェラーリすら手に入れることができるかも知れない。アストン マーティンでいえばヴァルキリーであり、マクラーレンでは、P1だろうか? P1 GTRを手に入れたいなどと馬鹿を言ってはいけない。まずは継続することだ。

そうすれば、いつかデビッドのようになれるかも知れない。セナを購入して、ウォーキングでこのクルマを受け取る時に、フランスにでも行ってみようかなと呟くだけで、何人もが同行を申し出ることになる。シャシーナンバー001に同行するのは、3台のセナ・プロトタイプ(この3台が販売されることはなく、このあとはマクラーレン所有のままか、開発のベース車両になる予定だ)、600LTプロトタイプ、プロダクションモデルの720Sと、荷物を積んだサポートカーたちである。

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