パンダ、2CVだけじゃない ステランティスから1万5000ユーロ以下の低価格EV、2028年登場予定 右ハンドルも?
公開 : 2026.06.03 07:05
1万5000ユーロ(約280万円)以下での発売を目指すフィアット・パンダとシトロエン2CVのリバイバルモデルに、右ハンドル仕様が設定される可能性があります。欧州の「M1E」クラスに適合する小型EVです。
手頃な小型EVラインナップ構築
ステランティスは、今後発売予定のシトロエン2CVやフィアット・パンダのリバイバル(復活)モデルに加え、1万5000ユーロ(約280万円)以下の低価格EVのラインナップ拡大を検討中だ。同社の欧州担当責任者は、これらのモデルが英国で右ハンドル仕様として販売される可能性が「95%」あるとしている。
現在、全長4.2m未満の欧州製EVを対象とした新規格「M1E」クラスに適合する、小型EV向けの新しいプラットフォームを開発中だ。最初に確定した2車種、2CVとパンダは、いずれも2028年以降にイタリア・ポミリアーノ工場で生産される予定だ。

ステランティスの欧州責任者エマヌエーレ・カッペラーノ氏は、目標価格1万5000ユーロを実現するためには、「BEV専用のプラットフォーム開発に注力する必要があり、目標コストを達成し、価格目標を実現できるだけの十分な支援体制を持つサプライヤー基盤が必要です」と述べた。
ステランティス傘下のブランドが、今後さらに多くの独自EVを投入することになるのかという質問に対し、カッペラーノ氏は次のように答えた。
「フィアットやシトロエンは間違いなく、その他のブランドについても可能性はあります」
「ポミリアーノ工場から少なくとも2車種でスタートしたいと考えていますが、他のブランドや生産拠点に関しては、現在いくつかの選択肢を検討中です。まずは少なくとも2車種から始め、残りは段階的に議論していきます」
英国で発売される可能性は「95%」
カッペラーノ氏は、ステランティスがEVプラットフォームの開発パートナー企業を引き続き探しているとして、「提携の有無にかかわらずこのプラットフォームの開発に取り組んでいます。これまでに培ってきた専門知識を活用し、他の中国メーカーとの提携も視野に入れています。例えば、今回の計画サイクルでは、バッテリーや駆動モーター技術に加え、市場投入までの期間を短縮することに特に注力しています」と答えた。
欧州で導入が計画されているM1Eクラスでは、メーカーに対し、企業排出ガス目標達成に算入できる「スーパークレジット」が付与される。英国政府がこれと同じように、ゼロ・エミッション車義務化目標の達成に向けて何らかの追加支援を行うかどうかについては、まだ何も明らかにされていない。

左ハンドルから右ハンドル仕様に変換するためのコストを考慮すると、英国でこれらのモデルが販売されるかどうかは疑問が残る。
新型ルノー・トゥインゴは、社内での追加投資の承認が遅れているため、右ハンドル仕様での発売は遅れる見込みだ。一方、一部の小型車は、これまで英国ではまったく販売されてこなかった。
ステランティスが右ハンドル仕様のEVを発売するかどうか尋ねられたカッペラーノ氏は、AUTOCARに対し「分からない」と答えたものの、発売される可能性は「95%」あると述べた。
同氏はさらに、「英国におけるBEV市場の重要性はご存知の通りです。当社がそこに留まり、存在感を示し続けることは極めて重要です」と付け加えた。






















