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2018.11.10

1600km/hへの挑戦、破産で危うく そもそもなぜ目指す? キーマンに訊く

編集部より

1600km/hという陸上速度記録を打ち立てるプロジェクトを推し進めてきたブラッドハウンドですが、資金繰りの悪化を理由に先日破産申請を行いました。しかし、それによってこの歴史に名を残すであろう挑戦を断念したわけではないと語ります。

もくじ

ブラッドハウンドの命運を握る男
未来に名を残す機会に
早急に投資家集めを
最高のチャンスともいえる
なぜブラッドハウンドは重要なのか?

ブラッドハウンドの命運を握る男

ダークスーツに身を包んだ弁護士らしい身のこなしのアンドリュー・シェリダンは、ブラッドハウンドの地上速度記録への挑戦の命運を握るような男にはとても見えない。彼の物腰から察すると、法律の研究機関にこもって法の改善に関する議論をしていた方が幸せそうなタイプだ。

好むと好まざるとにかかわらず、シェリダンと彼の会社FRPアドバイザリーは、現在プロジェクトの共同管財人である。一週間前に裁判所に指名されたばかりだ。ドアを開けて明かりをつけたままにしておくようなことも今や彼ら次第である。しかし、その主要な任務は、2、3年以内に1600km/hの目標を達成するというブラッドハウンドの支援者を見つけ出すことだ。

プロジェクトを前に進めることが最高の成果だとシェリダンは強調する。「ブラッドハウンドは従来のような儲け優先のプロジェクトではありません」と彼は説明する。「その資産の多くは、スポンサーシップの形で現物供与されたものです。ブラッドハウンドの価値は資産や儲けではなく、目標達成によって生み出される世界的なビッグニュースと計り知れない知名度の向上なんです」

FRPアドバイザリーは、最近フォース・インディア・フォーミュラ1チームの新しいオーナーを見つけた法律家グループだ。今回のより特殊なケースについても、ブラッドハウンドを「世界的にも注目され、STEM(科学、技術、エンジニアリング、数学)の才能を持った英国の若い世代に刺激を与える本当にパイオニア的なプロジェクト」だと考えるシェリダンは、言葉を選びながらも楽観的である。

 
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