阿蘇/軽井沢ドライブ 注意すべき「火山灰」、クルマに悪影響も 防ぐ方法/正しいケア

2019.09.15

100字サマリー

阿蘇(熊本県)と軽井沢(長野県)は、クルマ好きからも人気のドライブルートです。ただし共通する火山灰で、ボディが傷つくことも。ただしいケアの方法を加藤久美子が取材。

もくじ

国内屈指の人気ドライブコース 共通点は
火山灰がクルマの塗装面に及ぼす影響
旅館など、サービスのつもりがトラブルに
毎日出される気象庁の「降灰予報」活用

国内屈指の人気ドライブコース 共通点は

text:Kumiko Kato(加藤久美子)

阿蘇(熊本県)と軽井沢(長野県)は、ともに周辺に人気温泉地を擁し避暑地としてはもちろん、ドライブルートとして絶大な人気を誇るエリアの1つだ。

この夏、これらのエリアでドライブを楽しんだひと、9月から始まる毎月の三連休に旅行を予定しているひとも少なくないだろう。

阿蘇の雄大な景色。
阿蘇の雄大な景色。

数あるドライブコースの中で、クルマ好き憧れの地として全国的に有名なのが大分県由布市水分(みずわけ)峠と熊本県阿蘇市一の宮町を結ぶ、約50kmの「やまなみハイウェイ」である。

正式名称は県道11号で日本屈指の温泉郷湯布院温泉をはじめ、くじゅう連山や瀬の本高原など雄大で美しい眺めを堪能しながらのドライブが楽しめる。

2016年4月に発生した熊本地震の影響で通行止めとなっていた道路も各所で復旧が進み、この原稿を書いているまさに今日、9月14日には南阿蘇と熊本市方面を結ぶ県道熊本高森線の約10km区間が全線開通した。

地震以来ずっと通行止めが続いていた国道57号線(立野地区約900m)が2020年度中に開通することもつい先日、正式に発表されている。

いっぽう、軽井沢は首都圏からも東海圏からもドライブが楽しいほどよい距離に位置している。これからの時期は秋の紅葉、冬の雪遊び、温泉巡りなど、夏が過ぎても魅力あふれるエリアだ。

ドライブコースも浅間山や白根山のふもとを通る鬼押(おにおし)・万座ハイウェーをはじめ、四季を楽しみながら走れる美しい道が無数に存在する。

ちなみに阿蘇と軽井沢は訪れる観光客の数(年間)も近く、阿蘇地域(阿蘇市、南小国町など合計)が約1100万人、軽井沢は草津温泉など周辺の温泉地を加えると1200万人を超える。

そして、阿蘇と軽井沢にはもう1つ大きな「共通点」がある。

それは…活動が活発な火山が近くにあるということ。阿蘇は阿蘇山(阿蘇中岳)、軽井沢は浅間山や草津白根山である。

今年の夏は浅間山で数回の噴火があり、阿蘇山は今年3月の発表以来、ずっと火口周辺警報(噴火警戒レベル2)のままで火口から概ね1km以内への立入りが規制されている。

旧軽井沢など旅行者が多く訪れる軽井沢の市街地での降灰はほとんどないが、ドライブコースとして人気が高い北軽井沢~草津、万座方面は浅間山や白根山が近いこともあり、噴火があった場合、風向きによっては降灰範囲に入る。

阿蘇山ほど激しい降灰があるわけではないが、もし、噴火による降灰がうっすらとでも車に積もっていたら気を付けて欲しい。

また、実際に今年8月の噴火では、白糸の滝~草津間の有料道路「鬼押ハイウェー」が通行止めになっている。

 
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