フェラーリ初のSUV、2022年発表予定 最高技術責任者が告白 ジレンマ克服へ

2019.09.18

100字サマリー

フロント・ミドシップでフェラーリが開発中のスーパーSUVは、ランボルギーニ・ウルスのライバルとして2022年のリリースが予定されています。新開発されるアーキテクチャには、V型12気筒エンジンだけでなく、V型6気筒のプラグイン・ハイブリッド版も登場する見込みです。

もくじ

SUV前提の専用プラットフォーム
パワートレインはSF90ストラダーレを派生
ロード(路上)の目、ストリート(路地)の手
エンジニアと生み出す最適なプロポーション
「プロサングエ」のライバル

SUV前提の専用プラットフォーム

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

フェラーリが市場の期待に応えるべく、SUV開発に本腰を入れている。今までのフェラーリとは異なるインテリアデザインに広い車内を持ち、新しい次元での快適性やパワートレインの技術も取り入れることで、フェラーリ・ブランドを押し上げることは間違いなさそうだ。

2022年の発表を目指して開発中のコードネームは「プロサングエ」で、サラブレッドという意味を持つ。同じく開発中のアストン マーティンDBXのほか、ベントレー・ベンテイガやランボルギーニ・ウルス、ロールス・ロイス・カリナンといった、超が付くようなハイパフォーマンスやラグジュアリーSUVとは、異なるモデルになるとしている。

フェラーリが開発中のSUV「プロサングエ」のAUTOCARによるイメージレンダリング
フェラーリが開発中のSUV「プロサングエ」のAUTOCARによるイメージレンダリング

現在フェラーリは2種類のアーキテクチャの開発を進めており、2段階のモデルラインが用意されることになる。ひとつはミドシップのスーパーカー用で、もうひとつはフロント・ミドシップのグランドアラーモデル。今回のSUVも含まれており、今後の幅広いモデルレンジを支えるための、高い柔軟性を持たされている。

フェラーリの最高技術責任者を務める、ミヒャエル・レイターズは、AUTOCARの独自インタビューに答えてくれた。「この技術的なコンセプトと、具現化されるクルマには自信があります。本物のSUVであり、(フェラーリとして)お客様にも納得してもらえるコンセプトとパッケージングを生み出せたと考えています。さらに、既存のSUVとも大きくコンセプトが異なるものです」

フェラーリが独自にアーキテクチャを開発するメリットとして、フェラーリ水準のパフォーマンスや動的性能を叶えつつ、SUVとしての空間の広さや快適性などを同時に叶えられるという点がある。フォルクスワーゲン・トゥアレグやアウディQ7のMLBプラットフォームを共有する、ベントレー・ベンテイガ、ランボルギーニ・ウルスなどとは素性から異なるのだ。

 
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