海外試乗

2019.09.11

カイエン史上最強 ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッドへ試乗 680ps

ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド

テスト日 : 2019年8月12日

価格 : 12万3349ポンド(1603万円)

文・ジム・ホルダー 

編集部より

カイエンのトップグレード、ターボSが、ハイブリッド搭載モデルになりました。680psと、カイエン史上で最もハイパワーなユニットを獲得したことになりますが、350kg増えた車重がパフォーマンスに与える影響も明らかなようです。英国で評価しました。

もくじ

680psと91.6kg-mで294km/hに到達
抜群のパフォーマンスながら隠せない車重
トップグレードにハイブリッドの意味
ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッドのスペック

680psと91.6kg-mで294km/hに到達

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

ポルシェ・カイエン・ターボSにハイブリッドが組み合わされ、最もパワフルで速いカイエンが誕生した。カイエン史上、最も豪腕になっただけでなく、スーパーSUVのランボルギーニ・ウルスより最高出力、最大トルクともに勝ることになる。ポルシェが電動化技術を導入することとは、どうゆうものなのかを体現したといえそうだ。

最高出力680psと最大トルク91.6kg-mの猛烈なエネルギーで、最高速度は294km/hに達し、0-100km/h加速は3.8秒でこなす。しかも単にパワフルなだけでなく、ハイブリッドシステムを搭載したことにより、40kmの距離を電気の力だけで走行可能なところもポイント。ポルシェの発表する燃費は20.8km/Lで、二酸化炭素の排出量も110g/kmしかない。

ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド
ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド

一方でハイブリッドシステムの一式を搭載したため、車重はカイエン・ターボから350kgも増加。バッテリーの充電がなくなると、単純にその重さがエンジンにのしかかる。車重は2.5tを超え、V8ツインターボエンジンを搭載しながら、パフォーマンスと環境性能の両立を果たした、という主張は成り立つのだろうか。

少なくとも、技術的には驚嘆レベルの凄さではある。8速ATを介して、4.0L V型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターと融合して放つパワーは、極めてシームレスで、陶酔させるほどの勢いを持っている。かつてのややギクシャクしたハイブリッドのイメージは完全に過去のものだ。

 
最新試乗記