【大衆より上級】フォルクスワーゲンではなく、メルセデス・ベンツが一番売れる日本市場の不思議

2020.03.28

サマリー

日本市場では、世界的な高級ブランドであるメルセデス・ベンツが、欧州では大衆ブランドのフォルクスワーゲンより数多く売れています。考えてみれば不思議なことです。2015年以降そうなった理由を探ります。

もくじ

2015年以降、メルセデス・ベンツがトップ
ヒエラルキーで販売台数が決まってきた
広尾、六本木、世田谷のセレブ効果
バブル世代と団塊ジュニア 買い方も変化

2015年以降、メルセデス・ベンツがトップ

text:Kenji Momota(桃田健史)

世界的な高級ブランドであるメルセデス・ベンツが、欧州では大衆ブランドのフォルクスワーゲンより数多く売れる。ここ日本での現状である。

理由はどこにあるのだろうか?

メルセデス・ベンツはフォルクスワーゲン、BMWとの競争でシェア2位、または3位の時代が長かったが、2012年にBMWを抜いてシェア2位の座を確実とした後、2015年以降はシェア1位の座を維持。
メルセデス・ベンツはフォルクスワーゲン、BMWとの競争でシェア2位、または3位の時代が長かったが、2012年にBMWを抜いてシェア2位の座を確実とした後、2015年以降はシェア1位の座を維持。

日本自動車輸入組合は毎年、ブランド別輸入車新規登録台数を公表している。

それによると、過去10年間でメルセデス・ベンツがフォルクスワーゲンを抜いて、輸入車シェアでナンバーワンとなったのは、いま(2020年)から5年前の2015年と、まだ日が浅い。

さらに時代を遡ってみると、1999年にメルセデス・ベンツがフォルクスワーゲンを抑えてシェア1位だったが、2000年から2014年までフォルクスワーゲンが15年連続でシェア1位を維持していた。

それが2015年から、業界図式が徐々に変わり始めた。

2014年にフォルクスワーゲンは6万7438台だったが、2015年に1万台以上減少し、2016年が4万7234台、2017年が4万9040台、2018年が5万1961台、そして直近の2019年は4万6794台と平行線を辿り、シェア3位の座に甘んじている。

一方、メルセデス・ベンツはフォルクスワーゲン、BMWとの競争でシェア2位、または3位の時代が長かったが、2012年にBMWを抜いてシェア2位の座を確実とした後、2015年以降はシェア1位の座を維持している状況だ。

メルセデス・ベンツ優位の状況は、これからも続くのだろうか?

それとも……。

 
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