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ドイツ自動車メーカー なぜニッチモデルを続々投入? モデル削減の方針も示唆 その理由

2019.11.09

100字サマリー

「4シリーズ」のはずなのに、ドアが4枚あったり、アウディQ3のクーペ版「Q3スポーツバック」が投入さりたり、メルセデス・ベンツGLC/GLEにクーペがくわわったり。ドイツ勢が隙間を埋めるかのように展開する理由は?

もくじ

商品のバリエーションが少なすぎるという課題
最終的には40-45%を整理 展開に大なた
すき間を埋めるラインナップ やめるワケ
ラインナップ削減 さらにもう1つの理由

商品のバリエーションが少なすぎるという課題

text:Toshifumi Watanabe(渡辺敏史)

21世紀入りと相前後しての経済のグローバリゼーションの高まりに乗じて、いち早くビジネススタイルを大きく変えることとなったのがドイツの自動車メーカーです。

自ら生き残りをためには商圏の拡大が必至……という苦悩を抱えていた90年代、東西統一からの低賃金労働力流入、時同じ頃のユーロ圏構想や通貨統一といった、世界を向こうに回す環境が整い始めたという追い風もあって、彼らは合従連衡の波を作り、規模拡大にいそしみました。

初代BMW X5
初代BMW X5

その象徴的な一例は98年に誕生したダイムラー・クライスラーということになるでしょう。

一方で、世界市場を相手に規模拡大を図るに、ドイツの自動車メーカーは商品のバリエーションが少なすぎるという課題がありました。

最もわかりやすいBMWでいえば90年代後半の品揃えは3/5/7シリーズにZ3、そこにX5が加わって……と、そんなものでしょう。

プロダクトポートフォリオの側からみれば仕向地ニーズに応じてきめ細かく商品を設定するという、たとえば日本メーカーが当然のごとくやっていたようなことも彼らにとっては慣れない仕事だったわけです。

ちなみにBMW Z3やX5といった当時の新商品群が狙っていた市場といえば米国。そこでマツダやトヨタが拓いたカテゴリーのトレースを目論んだといえば言いすぎでしょうか。

そして不退転で台数/規模拡大戦略に舵を切った彼らにとって、猛烈な追い風となったのが中国の台頭です。

 
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