【自動車税】「3ナンバー車=自動車税が高い」は、すべてに当てはまるわけではない その理由

公開 : 2020.03.29 05:50  更新 : 2021.10.13 13:54

なぜ「3ナンバーは税金が高い」と言われる?

3ナンバー車はすべて大排気量車というわけではなく、ボディサイズによる3ナンバー車が存在するということはおわかりいただけたかと思う。

では、そもそもなぜ「3ナンバー車は税金が高い」と言われるのだろうか?

実際、現在の自動車税額は1500cc以上2000cc未満が3万9500円。

3ナンバー登録となる2000cc以上、2500cc未満が4万5000円と、その差はわずか5500円なのだ。

(2019年10月1日以降に登録された新車は前者が3万6000円、後者が4万3500円と引き下げられている)

実は今のように排気量によって細かく自動車税が設定されたのは平成元年度からであり、それ以前は2000ccを超えると大幅に自動車税がアップしていたのである。

その時の自動車税額は、2000cc未満の5ナンバー車が3万9500円だったのに対し、3000cc未満までの3ナンバー車は8万1500円と倍以上だったのだ。

つまり、その当時は排気量が小さくても3ナンバー登録になるだけで自動車税がハネ上がっており、その時代を知る一部のユーザーが「3ナンバー車は税金が高い」と思いこんでいるのではないだろうか。

あまり変化のないように思える自動車にまつわる税金も、実は時代の変化に応じて変更されているのだ。

今後は排気量の概念がない電気自動車に対する自動車税額なども変わっていくのかもしれない。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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