【まだ出口は見えず?】アストン マーティンの苦境は続く 注視が必要

2020.03.30

ふたたび試練が

そして、こうした状況のなかで新型コロナウイルスの感染拡大が発生したのだ。

当初契約に含まれていた自らに有利な条項に基づき、ストロールは再交渉を経て取得する株式の価格を4ポンド(533円)から2.25ポンド(300円)に変更したうえで、25%の株式を取得することで合意している。

ストロールはいまアストン会長を務めている。
ストロールはいまアストン会長を務めている。

さらに、アストンが現在の苦境を乗り切るべく、2500万ポンド(33億3200万円)を追加出資し、5550億ポンド(73億9600万円)の運転資金を供給している。

ストロールの新提案は、おそらく1月30日に記録した4.02ポンド(536円)という株価をもとに検討されたものであり、この投資によって株価は一旦4.98ポンド(664円)まで回復したが、世界が新型コロナウイルス感染拡大に揺れる中、ふたたび下落に転じている。

1日の取引時間中では最低となる1.20ポンド(160円)を記録したあと、アストン株は利ザヤを狙うデイトレーダーたちによる売買の影響から、2ポンド(267円)を割り込む水準での取引が続いている。

それでもストロールが保有する株式の価値はすでに半減しているのだ。

3月は世界の自動車市場が停滞し需要が蒸発していくなか、ふたたびアストンは試練の時を迎えているようだ。

 
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